引退
この一週間も日本、海外で様々なニュースがあったけれど、音楽(業界)的に大きなニュースと言えば、やっぱり安室奈美恵の引退宣言になるだろうか。
現役の人気アーティストが、特に問題や騒動を起こしたわけでもなく、自らの意志で完全引退を決める、というのは僕にとっても大きな驚きがあった。



発表から数日経っても、引退を惜しむ声はもちろん、さまざまな意見や周辺の声が伝えられているが、大方の人の考えと同じく(?)長い期間のアーティスト活動に対するリスペクトと労い、そして引退後の新たな人生がさらに素敵なものになるようにと、僕も思っている。
なんというか…特にオチや結論があるわけではなく、今回のことで思ったことをそのまま書くけれど。
滅多にないことだから多くの人が驚いたけれど、今やっている仕事を自分の中でやり切った思いがあって、これからは新たな場所で新たな人生を始めたい、その為に「引退」を自分で決めるというのは、全然おかしなことではない。
単純に、もう十分やってきたから(休暇ではなく)休みたい、他のことをやりたい、という理由だったとしても、それは正常なことだと思う。
今回の引退の本当の理由はもちろん本人にしか分からないけれど、どんな理由であれ安室さん本人が引退を決めたことに否定的な意見を持つ人や、難癖をつける人はほとんどいないだろう。
悲しい、というのも何か違うと思うんだよね…悲しいかな??
SMAPの解散は僕も悲しいけれど、安室さん引退は全く悲しいと思わない。それは僕がSMAPのファンで、安室さんのファンじゃないから、では決してない。
この微妙な違い…どちらもこの先の活動が見られないという事実だけど、この何とも言えない心理の違いに自分でもモヤモヤする。笑



40歳という年齢で引退を決める、ということにも色々意見がある。
早すぎるという人もいれば、自分も同じように(今の仕事を)引退したいという人もいる。
これがスポーツ選手なら、ごく普通のことというかむしろかなり長く現役で活躍した方だが、アーティストや歌手となると、まだまだこの先もキャリアを築くことが出来るし、人気は全く衰えていないのだから勿体ない、という風に思われるのだろうか。
安室さん以外のアーティストが同じことをしたらどうなのか。もっと若かったり、もっと歳をとっていれば違う反応になるのか。
僕が安室さんと同じ歳で引退するとしたらまだ数年あるが、仮にそんなことをしたらまた全然違う反応になるだろう。
やり切ったから引退する、という本人の気持ちは同じでも。
考えれば考えるほど、今回の引退宣言は「ごく自然なこと」のように僕は思えてくるのだけど、これだけニュースになるということはやはり一般的にはそうではないのだろう。
芸能人やスポーツ選手のような特殊な例ではなく、普通に企業や組織で、フリーランスで働く人の多くが「自分で自分の引退を決められない」のは何故だろうか。
「定年」という社会や世間が決めたポイントより前に今の仕事を引退すると、色々と言われたりする(恐らくはネガティブな反応がある)のは何故だろう。



いつまで今の仕事をするのか、いつ「引退」するのかは、働く多くの人にとってずっとあるトピックではあるけれど、今回の引退発表はそれについて改めて考える機会になったと思います。
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