作曲のオハナシ
今まで、ミュージシャンやアレンジャーの実力やスキルの違いは一聴して分かっていたものの、いわゆる専業の作曲家(作曲だけして、アレンジはしない人)の実力というのが、いまいちどこがどう違うのか分からなかった。
だってコードとメロディ作るくらいなら誰でも出来るじゃん…?別に組み合わせに正解はないわけだし。

だけど最近、色んな曲の「アレンジを除いた、曲そのものの部分」を分析するにあたって、段々と作曲そのもののスキルというか、作曲家の人の凄い部分が分かってきた感がある。
単純に言えば、スケールやコードから「外れた」音を、いかに外れていないように自然に聞かせられるか、という所に作曲の腕の違いがある。
ピアノでいう所のドの音からその上のドの音まで、音階はたった12音階しかない。メロディはその中で上に行ったり下に行ったり、伸ばしたり短く切ったりして作るわけだけれど、たった12個の音階ですら、スケールやコードに沿って使っていては全てを使うことは出来ない。いわゆる「気持ち悪い音」があるからだ。

その気持ち悪い音=外れている音を。そう聞こえないようにスッとナチュラルにメロディの中に混ぜるテクニックというのがあって、これはちゃんと音楽理論を勉強しつつ、作曲そのものの経験を積まないと出来ない技術だ。
僕自身も、そういうオーダーがあれば書くことは出来るが、なにも指示のないまま自由に曲作りすると、こういう音使いをして作曲することはまずない。つまり自分の中に「ない」使いかたであり、技術なんだと思う。

様々に異なるスケール音をナチュラルに曲の中に入れてくるような曲(?)を聞くと、この作曲をした人はちゃんと勉強してるんだな~と思う。
勉強しないで、感性やセンスでこういう音をメロディに乗せるアーティストやソングライターもいるが、やはりどこか気持ち悪かったり、不自然さを感じる時が多い。(もちろんそれを狙ってやってるだろうから、別に間違いではないけど)

まぁ必ずしも、こういう音を入れた方が絶対いい曲になるか、と言われるとそうでもないのだけど、単純にスキル厨の自分としてはこういうアカデミックなメロディ、コード進行も自分のものにしたいなぁと思うのです。笑
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