リスペクト Part2
前回の続きです。

もう一人の尊敬するミュージシャンは、サックスの上杉雄一くんだ。
年齢もほとんど変わらないので、「年下のミュージシャン」というよりはほとんど同世代のような感覚だけれど、その年代で一番尊敬している人のひとりだと思う。

彼はサックス演奏者で、ミュージシャンであるけれども、僕の中ではプロデューサーに近い感覚だ。
実際、上杉君がサックスを演奏しない現場や、そもそもサックス自体が全く入っていない楽曲の制作も一緒にやったことがあるけれど、そういう時の彼の手腕というかディレクションのやり方はいつも本当に凄いなぁと思う。
ミュージシャンを集めて、コミュニケーションして、一緒に楽曲やライブのステージを作り上げていく能力が極めて高い。コミュ障の僕とは大違いだ。笑

いつもそんな話を彼とするけれど、例え自分の演奏するが楽器がめちゃくちゃ上手だったとしても、自分一人で曲やステージを作ることは出来ない。
シンガーソングライターなら自分一人で弾き語りの演奏もあるけど、それを「エンターテイメント」と呼べるレベルまで高めてライブでやれるような人はほんの一握りしかいない。楽器のソロ演奏もしかり。
そうではない99%のミュージシャンは、誰かと一緒に曲を作ったりステージに立ったりする必要があるわけで、そこで求められるのは、自分の楽器の演奏力だけでなくコミュニケーション能力だったり、音楽家同士の繋がりや関係性が大切になってくる。

書いていて「当たり前じゃん!」と思うことばかりだけど、実はこの部分を本質的に理解して、それを重要視しているミュージシャンは少ない。
何故かって、やっぱりミュージシャンって目立ちたがりだし、自己チューなのだよ。悪い意味じゃなくて、そういう性格が根底にないと、音楽でプロになるなんてことは出来ない。
ただ、そういうミュージシャンだからこそ、時にどうしても自分のエゴが出たり、他のミュージシャンと上手くコミュニケート出来ないことがある。相性が合う人もいれば、合わない人も出てくる。
そういう部分を機敏に察知して、円滑にコミュニケーションをとりながらチームを作り上げていく能力が、上杉くんは極めて高いのだ。

コミュニケーション能力の高さ、チームを作りまとめ上げていく能力の高さは、スポーツでいう所の監督やコーチに近いかもしれない。
実際の所、上杉君は学校で音楽の先生をやったり、全国大会に行くような楽団のコーチをやっていて、そこでも結果を出している。
僕の知る限り、J-POPの第一線でプロミュージシャンとしてバリバリ活躍しながら、そういう教育の現場で監督やコーチをやってて、しかもそこでも結果を出している人なんて上杉くん以外に聞いたことがない。笑
だから、もともとそういう能力が高いのだろうね。教える能力もそうだし、人間関係を作り上げる能力が。

同じ年齢で、自分にはないそういう能力を常に発揮している彼のことを、もう何年も一緒にいるけれど今も変わらず尊敬しています。
関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック