心の病気
昨日に引き続きかなり寒い東京。天気はそこそこ良いんだけど、朝晩がとにかく寒い~。
僕はひたすら室内にいますが、外に出るみなさんは風邪にご注意を!




一部ニュースでも話題になっているのか(全然なっていないのか?)、どのくらい世間の人がこの事を知っているのかよく分からないのだけど、音楽グループCHAGE and ASKAのメンバー、ASKAさんが自身のblogに公開し、その後すぐに削除された文章を読んだ。
ここ数年で僕が読んだ膨大な数の書籍、文章の中でも、かなりショッキングな内容だった。
だが正直言って、ここにリンクを張ったりして読むことをお勧めするような文章ではない。
インターネットで検索すればすぐに誰でも読める状態にあるが(ちなみに、この手の投稿ってのはどんなにすぐ削除しても全く無意味だ。投稿した瞬間に、永遠に消えることなくネット上に残り続ける)、CHAGE and ASKAのファンの人、シンガーや音楽アーティストにある種の尊敬や憧れを持っている人、他人が書いた文章や言った言葉を文字通り受け取ってしまう人なんかには、到底お勧め出来ないし読まないほうがいいかもしれない。




まぁ、ご本人が書いたものかどうかという真偽さえ分らない文章を、マジメに読んでマジメに語るのもどうかとは思うが、内容からしてご本人しか書けない具体的な記述や事柄が多数含まれているし、恐らくは本人が自分の意思で書いて、アップした文章だと思う。
10万字近い、ほぼ一冊の本に相当する長文を全て真剣に読んだ上で僕が感じたことを、単刀直入にまず言ってしまうなら。
その①「ASKAさんは、言葉を紡ぎ文章を書くセンス、才能に溢れた人」だと強く感じた。
歌詞を書いているからといって、なかなかこのレベルで文章を掛ける人はいない。日本の音楽界にいるシンガーソングライターの中でも、トップクラスで言葉を扱い文章を書く才能を持った方なんだと改めて思った。




そしてその②。。。
覚せい剤をはじめとする麻薬、違法ドラッグは、人間の精神や心を完全に破壊してしまう恐ろしいものなんだな、という事。
そしてASKAさん自身が、今もその状態から脱していないことに、気がついていない。
文章の中で、過去に自ら薬物に手を染めてしまったことを告白し、その罪を認めて懺悔する文章がいくつも出てくるが、本質はそこではなく、今も心を病み自我を失っている最中なのに、それに気付くことなく「過去の罪」として捉えてしまっていることだ。
いやむしろ、自分をこんな風に追い詰めたマスコミや反社会組織(ヤクザとか)、敵対する(と妄想している)世の中に対して、これから徹底的に戦っていこうとさえ思っている。
そんな相手はどこにもいないのに。
原因が薬物にあるのか、はたまた別の要素にあるのかは、ご本人でなければ分からないし、そのご本人が最早分らなくなっているのだから、これは今なおかなり厳しい状態にあると、精神医学をちゃんと学んでいなくても文章を読めば誰でも分かるだろう。




そんな状態にありながらも、音楽に対するモチベーション、希望を失っていないのは本当にすごいと思う。
全てを失っても、自分には音楽がある。曲が作れる。歌うことが出来るetc...これらは本当に尊敬すべきことだ。
CHAGE and ASKAは、日本を代表する音楽グループの一つだろう。ASKAさんの歌声、そしてソングライティングの能力は、日本音楽界の宝だと、個人的には思っている。
だからこそ、今回アップされた手記の読後感はかなりキツい。
膨大な量の文章の中で、自らの罪と過ちを物語調で語る一方、唯一の相方であるCHAGEさんへの想い、そして家族への謝罪がほとんど書かれていなかったのも、やはりキツいなぁと個人的には感じた。
読んだ人のほとんどの反応も、僕とほぼ同じ感想のようだ。
「やっぱりASKAは正しい!これからも応援します!」的な感想は、これを読んで抱くこと自体かなり難しいと思う。




音楽や歌に対する悩み、苦しみから薬物に手を染めてしまうケースは、過去にもあらゆるケースで存在する。
音楽やアートをやっていると、どうしてもその誘惑にあがなえない人が一定数出てきてしまうのか。はたまたそういう事をしていない普通の(?)人でも、薬物に手を出してしまうのか。(ニュースにならないだけで)
分らない。。。
今回の文章を読んで、改めて「薬物、ダメ、絶対!」と思うのは当然のことだけど、それにも増して、心の病気や人間の精神がいかに脆いものであるかをひしひしと感じた。
才能と意欲を持った人だから、これからも音楽で作品を作り残せていけるなら、それは素晴らしいことだと思うけれど。
なんなんだろうなぁ、音楽って。
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