ハモリのお話
昨日、楽曲製作のいろんな工程についての話をblogに書いたけれど、歌モノの場合「コーラス、ハモり入れ」という作業もあったのを忘れていた。
これが結構大事なんだけど、最近これにまで手を出してハマりつつある(笑)

主旋律のメロディをボーカルが歌うとすれば、それに対してハモッたり別の旋律を重ねるのがいわゆるコーラスだ。
現代のPOPSは、JPOPにせよ洋楽にせよ、このコーラスパートにめちゃくちゃ時間と労力をかけてる。しかもジャンル問わずで。
バンド系のロックに関してはライブでの再現性もあって、そこまでめちゃくちゃにコーラスを重ねてはいないけれども、アイドルやグループものに関してはもう信じられないくらいにコーラスを重ねてる。
まぁジャニーズとかAKBとかを良く聴く人は分かってくれると思うけど。笑

例えばSMAPなら(嵐でもいいけど)、メンバー5人がそれぞれに主メロディを歌う。これで5本の歌が入ることになるんだけど、人によっては厚みを出すためのダブルといって、サビ同じメロディを2回歌っている。これでさらに5本。
つまり主旋律だけで5~10人の声が同時に聞こえてるんだけど、ここからいわゆるハモりをメロディに対して上と下に付ける。
で、これは必ずダブルでやるのが通例になってるから、上ハモが10本、下ハモが10本。
3声のハーモニーは最低限なので、もっと複雑で厚みを出したい場合はさらにその下のオクターブや、上にファルセットで入れたりする。これでもう10~20本。
あと忘れちゃいけないのが歌詞のあるハモりじゃなくて、「ウ~」とか「ハァ~」とかのコーラス。これもポップスでは厚みを出す為に良くやる。
仮に3声でコーラスをつけたら、大体12本くらい。和声が増えるごとに本数も倍で増えていく。
と、こんな感じで、メンバー5人のグループでも実際にCDには40~50本の歌がレコーディングされている。
これがAKBみたいに人数の多いグループだととんでもないことになる。まぁ彼女達は全員歌ってるわけじゃないけど(笑)

かなりおおざっぱに書いたけれど、今のJPOPではボーカル+コーラス合わせて40本くらいは別に驚くこともない、普通のレベルだ。
僕は最高で90本のコーラスが入った曲をミックスしたことがある。ハーモニーがウリのボーカルグループだとこのくらい手をかけてやっているが、正直かなり時間も労力もかかって大変だった。
これを自分ひとりで、オリジナル曲でやろうとしたらどうなるか??
考えるだけでオソロシイ…
でもやろうとしちゃってるんだよなぁ。笑

実際には、さっきの例だとグループのメンバーがこの作業をやっていないことも多い。
なぜなら既にお分かりの通り、極めて特殊で、根気のいる作業だからだ。ボーカリストで歌に自信があっても、コーラスやハモリは苦手という人が大勢いる。
つまり、ハモリやコーラス専門のミュージシャンというのが世の中にはいるのだ。しかもかなり重要なポジションだ。
難しいもんなぁ、ハモりを歌って作るのって。
ジャニーズや他のグループのような、洗練された分厚いコーラスを自分で付けられるようになりたいなー!
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