日本語、英語、鼻歌 仮歌詞はどれをつければ良い?
急にものすごい暑い日が続いて、梅雨だった先週は一体…てか暑すぎだろー急に!
やっぱり暑い夏はダメだわ。梅雨に戻らないかな(笑)

今年になってから書いている歌モノの曲は全部自分で仮歌を歌っているんだけれども、その時々で全部歌詞が付いているものもあれば、ラララ~♪みたいないわゆる鼻歌のようなものもあったり、英語詩の時もあったり、一部英語で一部日本語みたいな時もあったりで、要は色々試行錯誤してやっている。
一番時間が掛かるのは、当然ながら全て日本語で作詞する時だ。作詞っていっても自分の中では「仮歌詞」なんだけど、とはいえやっぱり適当には出来なくて、タイトルだとか、サビ頭だとか、一応ちゃんと考えて、通して聞いても明らかにヘンな所とかはないようにしている。
仮歌詞でそこまでする必要ないと思うんだけどね。もうクセというか病気というか…笑
一方で、ラララ~♪とか鼻歌はもちろん歌詞を考える時間がないので早いっちゃ早い。ただ、上手く聞こえる「鼻歌」ってのも実はあって、「鼻歌」を「歌」に聞かせるのは相当の歌唱力が必要になる。
さだまさしさんの「北の国から〜遥かなる大地より〜」をイメージすると一番分りやすいと思うが、例の「♪ああーあああああーあ(語尾下げ)」である。
あの曲は、歌詞をつける前に鼻歌で歌ったところ、そのまま脚本家の倉本聰に採用されてしまったという逸話がある。「あ」と「ん」しか言っていないが、立派な歌モノ曲であり、しかも国民的なヒット曲になってしまった。
ドラマの影響もかなりあるとは言え、さださんの唯一無二の歌唱力に因るところも大きい。要するに鼻歌で曲を成立させるってのはとんでもない歌唱力が必要なのよね。

話を戻して。
そんな風に色々な歌い方で試してみたんだけど、実際完成して、その後何回も自分で聴きなおして分ったのは「日本語の歌詞がちゃんと付いている曲の方が、圧倒的に聴きやすいし印象に残る」ということだ。
当たり前やんけ!という話なんだけど、実は音楽業界(というか作曲家界隈?)はそうではない部分があって、メロディは独立して評価が出来るものであり、それが日本語で歌われようと、外国語で歌われようと、はたまた言葉にならない「♪あーあー、ラララ~、んーんー」的な鼻歌でも、記憶に残るメロディが良いメロディ、とされている。
これは確かに実感としても分る部分があり、よく歌詞は思い出せないけどなんだっけホラあの曲~みたいなシチュエーションで、メロディだけは覚えているということがある。
だから、本当に人の記憶に残るような良いメロディはむしろ歌詞をつけなくても成立するもので、曲先(先に曲が作られて、後から歌詞を載せる作り方)が主流なJ-POPでは、あえて歌詞をつけない作曲をする人がとても多い。
それはシンセメロだったり、ラララ~的な仮歌だったり、最近一番多いのはやっぱり「仮英詩」だと思う。日本語の歌詞が付く前に、何故かまったく無関係の「英語歌詞」をつけて仮歌を歌うんだけど、THE LINDAもほぼこのスタイルだったような気がする。

でも最終的には日本語の歌詞が付くとするなら、その前にわざわざ仮の英語詩をつけるってどう考えても2度手間だし、そもそも英語でカッコよく歌えるほど英語の発音がいいのか?というと疑問だ。少なくとも自分は全然歌えない。
ケン君はさすがに英語の発音が良かった(英語で歌うのが上手かった)けど、実際英文としては意味の通じないものだし、やっぱりその後に日本語で歌うわけだから、なら最初から日本語の仮歌詞でいいじゃないかと今では思う。
ま、要するに(ちゃんと)歌詞を書くのって大変なんだよね。時間もかかるし、悩むし、作曲やる人がみんなその能力と労力をかけられるかというと、やっぱりそうじゃないだろうし。

ただ、自分で作って自分で歌って、という作業を繰り返しやっていくと、やはり日本語の歌詞が付いているものの方が全然クオリティが高く感じられるし、すんなり聞ける。
最初は「手間が掛かってる分思い入れがあるだけではないか」と自分を疑ったりもしてたんだけど、そういうのは関係なく客観的に聴いても歌詞付きの方がもう一度聴きたくなるし、そもそも今書いているような歌詞は1~2時間程度で1曲書き上げてるので、それほど手間や労力をかけているわけではない。
歌ってやっぱり感情や、何かが込められているかどうかが大事だと思うんだけど、自分で考えた日本語歌詞が付いているのとラララ~とでは、どちらが「込めやすいか」ってのは想像してみればすぐ分ると思う。
ホントは、さだまさしさんのように「♪あーあー、んんんん~」だけで聞き手を感動させられれば最高なんだけどね笑。

というわけで、鼻歌や仮英語詩で完成させた曲に、もう一度日本語の歌詞をつけて歌いなおす作業を最近やっている。
割と早い段階で上に書いたような事実に気付いていたから、そんなに曲数があるわけじゃないんだけど、この際だからやっぱり全部の歌モノ曲に歌詞を付けたほうがいいかな、と。
インストはもちろんそのままだけどね。
そんな事してるヒマあったら新曲書けよ!というのも自分の中にはあるんだけれど、こればっかりは一度気になるとどうしても放っておけなくて笑。
いやー、音楽って本当に色々奥が深くて面白いよね。
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