つんく ♂「声を捨てて生きる道を」声帯摘出を告白 ~音楽家として生きる~
週末あまりのんびりも出来ないまま、また今週が始まってしまいました…!
3月末の燃え尽き症候群が確実に影響しているが、なんとか先月と同じような(前半に燃え尽きて、後半に追い立てられる)ことを繰り返さないよう、今週はしっかり気を引き締めていきたいところ。




既にニュースでも大きく報道されているが、歌手であり、作詞作曲をする音楽プロデューサーでもあるつんく♂さんが、喉頭がん治療のため自身の声帯摘出を行ったことを公表した。
歌手が自分の声を失う…このショッキングなニュースに驚いた人も多いと思う。僕も発表のあった4日から数日経った今でも、大きな衝撃とショックを受けている。

折りしも、去年2014年は僕にとって、音楽プロデューサーとしての、作詞作曲家としてのつんくさんに初めて出会った年だった。モーニング娘'14をきっかけに、つんくさんが書いた膨大な数の楽曲を、過去のものも含めて100曲以上購入して聞きまくった。
試聴してざっくり聞いた、というのではなく、それこそ楽曲の詳細な構造まで分析しまくって、聴きまくったので、1人の人が書いた楽曲を短期間の間にこれだけ聞いたのは人生のうちでも他にない経験だった。
ボーカリストを務めるバンド「シャ乱Q」の楽曲ではなく、主にハロープロジェクトの各グループに提供した楽曲ということになるが、間違いなく僕はつんくさんの楽曲の大ファンだし、相当にハマッてると思う。
だから今回の発表については、本当に大きなショックを受けている。。。

がんを克服する為の手術なので、まさに命と引き換えに声を失った。あるいは生きる為の前向きな選択の一つとして、今回の決断を「勇気ある美談」として捉える向きもあるだろう。
いや、もちろんその通りだし、作詞作曲家として、音楽プロデューサーとしてこれからも長く活動していくためには、何よりその「命」や「健康であること」が大切なのは当然だ。大切な家族の事を考えても。
だから、今回の勇気ある決断と、それを公表したことを含めて、やはり本当にすごいことだと思うし、これからも末永く元気で音楽活動し続けて欲しいと思う。

実は今回のことは、コアなハロプロファンやつんくファンの間では、うすうす感じていたことだった。
昨年10月にがんの転移が見つかってから、明らかに表舞台に出る機会がなくなったし、肉声を聴く機会は全くゼロだった。
もともと裏方に徹するタイプではなく、自分からどんどん表に出て仕掛けていくタイプの音楽プロデューサーだ。自身がバンドのボーカリストをやっているぐらいだから、当然である。
そんなつんくさんが、去年からずっと表舞台に出てこなかった。この数ヶ月の間にも、自身がプロデュースするハロプロのグループにはそれなりに、いやかなり大きい動きがあったにも関わらず、プロデューサーつんくは一切表に出てこない。
だから、はっきりとしたオフィシャルな情報公開がなくても、ファンは薄々その気配を感じていたと思う。僕自身、去年の年末ぐらいから「ひょっとすると、(病状は)かなり厳しいのかもしれない」と感じていた。

そういう流れもあって、今回の声帯摘出の公表。
ボーカリストとしてより音楽プロデューサー、作詞作曲家としての活動が主となっている現在において、仮に声が失われても、今までどおり楽曲を作り、アーティスト(というよりアイドルグループ)をプロデュースし続けていけるなら、それで十分と考える人もいるだろう。
個人的には、それはかなり大変なことだろうと思う。声が出ないのに作詞や作曲をする、というのは想像以上に難しいものだ。まして元はボーカリストである。当然自分で歌いながら曲を作ったり、それをアーティストに自分の歌で伝えていたはずだ。
つまりツールとしての「歌」を用いずに、楽曲を作ったりそれを誰かに伝えるのは全く別の技術と訓練を要する。それには、作詞作曲をやらない人には想像を絶するレベルの困難を伴うだろう。
それを考えると、今回の声帯摘出の決断は、音楽家として本当に本当に重いものだったと思わざるを得ない。だからこそ、本当に勇気あるすごい決断だったと思う。

作詞はまだ、頭の中で考えたものをそのままテキストに出来るからなんとかなるかもしれない。
ただ曲やメロディについては本当に難しい。まるで歌うように自分の楽器を弾きこなすミュージシャンもいるが、つんくさんはボーカリストだからそのレベルではないと思うし。
今日の続報によると、「食道発声法」を学んでまず声を出すところからリハビリをするようなので、それが一番正しいと僕も思う。
でもそれは本当に長く困難な道のりだよね…。その間、ハロプロの楽曲は誰が書いて、プロデュースするのだろうか。
ぶっちゃけて言うと、モーニング娘にせよ、他のグループにせよ、つんく以外の人が書いた楽曲では、絶対にああいう風にはならない。そのぐらい、この人が書く楽曲には「オリジナリティ」と「濃いキャラクター、クセ」がある。
そこに好みや好き嫌いは当然あると思うが、少なくともつんくさん以外が書いた楽曲が今までどおり「ハロプロらしい」、「アイドルグループらしい」仕上がりになるとは到底思えないのは、僕が彼の楽曲の大ファンだからかもしれない。
既に今年の春に出た各グループのシングルは、ほとんどつんくさん以外の手による楽曲だから、それを聴いた上でより強くそう感じているのもあるけれど。

あ~でも本当に色々考えさせられるな。。。
病気をせずに健康第一というのは言うまでもないけど、それ以上に時間とか、命というのは限りあるもので、その限りあるものをどう使い、どう生きるかが人間の人生の全てなんだろうな。
音楽家として生きることの意味を本当に考えさせられる。
一日も早くつんくさんがまた表舞台に立ち、沢山の楽曲を作り出せるようになることを心の底から祈りつつ、応援しています。

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