曲作り、作曲における仮歌の問題 上手な仮歌とは?
今日も東京は冷たい雨が。この後雪に変わって夜から積もる感じなのかな~。外出するみなさんお気をつけて!

自分で曲を作る時に、(インスト曲を除いて)必ずついてまわるのが「仮歌」の問題だ。
2015年にもなってまだこんな話題をしてるのも違和感があるのだけど笑、テクノロジーがこれほど急速に進歩しようとも、人間の歌唱というのはまだまだ人間以外に任せるのは難しい分野なのだ。

まず曲を作る。ピアノやらギターやら、楽器を使ってコードと進行を作りながらメロディを考えて当てていく。
ジャンルによっては楽器を使わないで、いきなりリズムトラックから作る場合もあるが、いずれにせよ曲の進行を組立ながらメロディ(あるいはラップ)を考えるのは変わらない。
で、ある程度出来た時点でそのメロディをどうするか、一番手っ取り早いのは同じく楽器やシンセなどで打ち込んでメロディをなぞるやり方だ。
いわゆる「シンセメロ」と業界的には言う。これなら既に曲つくりの段階で打ち込んでいる場合が多いし、手間はほとんど掛からない。

ただし、シンセで打ち込んだメロというのは本来の歌と比べてどうしてもニュアンスに乏しいし、それを聴いてガイドとして音程が分かっても、歌が乗っていることを想像するのはかなり難しい。
分かりやすくいうとスーパーマーケットのBGM(分かる?)を聴きながら、男性が歌っているのか女性が歌っているのか、日本語の曲なのか外国の曲なのかはなかなか分からないのと同じだ。
そこで次なる手段として実際に歌う作業がある。
一番簡単で王道なのは「作曲した本人が歌う」ということなんだけれど、じつはこれが出来ているケースはかなり少ない。
だってそもそも歌が上手くない(と自分では思っている)から作曲家なり、ミュージシャンなりになっている人が多いのだ。
なので、自分で作った曲を自分では歌わない、というケースは結構多い。

とすると、他のボーカリストや歌の上手い人に仮歌をお願いして歌ってもらう、という流れになる。
自作の曲を歌う本人(分かりにくいなー)に歌ってもらうのが難しい場合、なんだかんだでこれが今もスタンダードな方法だ。
だけどこれだとギャラの問題とか、スケジュールの問題とかいろいろ出てくる。
そもそも、依頼する相手は本職のボーカリストだったりするわけで、そういう人に「他人の曲の仮歌」をお願いするのは、心情的になかなか頼みづらい部分もある。
ボーカリスト的にはそうでもないらしいんだけど、やっぱり恐縮しちゃうよね。

今だと初音ミクをはじめVOCALOID全盛のこの時代、ボカロに歌わせればいいと思う人もいるかもしれないが、個人的には人間の代わりとしてボカロを入れるのは圧倒的に違和感を感じる。
初めからボカロ曲として作ってるならいいんだけどね(その場合、仮歌って概念はあるんだろうか?ミクが歌う前にルカに歌わせるとか笑)。
どんなに上手にプログラミングしてもボカロはボカロでしかないし、あれを聴いて人間が歌ってるみたい!リアル!とは全く思わないんだよなーシンセメロと印象が変わらない、個人的には。

そもそも「仮歌」とわざわざ言ってるのに、やっぱり人間の歌である以上その要素はすごく大切で、おざなりには出来ない。
どんなに仮だと分かっていても、人間の耳は歌を、人間の声を意識して聞いてしまうように遺伝子レベルでプログラムされている。
メロディと歌が同じようで微妙に違うのも、この辺に難しさがある。
というわけで、仮歌は今、自分の中でかなりアツいテーマの一つだ(笑)。
ちなみに僕は仮歌を全て自分で歌う派です。
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