新たな戦争 日本の憲法9条や自衛隊は平和を守れるのか
中東で起ったISILによる日本人人質事件は、想定していた最悪の結末になってしまった。
改めて亡くなった方へのご冥福と、そのご遺族の方へ祈りを捧げたい。




今回の事で日本政府も、日本人みんなが学ぶことは沢山あったはずだ。
自衛隊の集団的自衛権とか、憲法9条の改憲をめぐる議論など、国防や外交に関わる色々な問題が今回の人質事件に関わっていると思う。
なによりも、世界各地で起っているテロとの戦いに、日本も無関係ではないということを改めて考えたい。
どうしても日本国内にいると、ああいう事件や争いと日本は無関係でいられると思いがちだ。
あるいは単なる1個人の自己責任範囲の問題で、自分とは無関係だと思ってしまう。
でも、本当はそうではない。

ISILが日本に向けて言っていることは半分以上は単なるこけおどしだけど、そうではない部分も含まれている。
それは日本人の持つ「戦争」や「戦い」についての意識だ。
国家と国家が領土や利権を巡って戦うことだけが「戦争」なのではなくて、ISILのようなテロ組織に対して国際社会が対応していくことが、この21世紀の戦争の形なんだと思う。
ISILは自分達のやっていることが「テロ活動」だとは思ってないし、もちろんあれは国家ではない。つまり従来日本人が考えてきたような「戦争」のあり方とは全く違うんだけれども、そこをもう一度捉え直す必要がある。
日本は戦争しない国家であり、自衛隊も国内外で戦闘活動を行うことはない、と憲法で定められている。
じゃあ今回のように、日本人が海外のテロ組織に襲われた時に救出するのはどうなのか?
これだけでも様々な議論があるはずだ。

日本が太平洋戦争以降ずっと平和なのは、その根底には9条を含めた平和憲法の考え方がベースなっているけれども、実際のところは戦争についてあまり議論をしてないいなし、考えてこなかったからだ。
ものすごくおおざっぱな言い方をすると、それは「面倒くさい」からだ。
それでも60年以上、日本は戦争に参加することも、巻き込まれることもなくずっと平和な国でいられた。
そのことにはもちろん、すごく感謝するべきだ。運も良かったと思う。
でも、時代は変わってきていて、60年以上前の平和憲法があってもなくても、日本が向き合わなくてはならない「新たな戦争」は現実に起っている。
平和憲法や、自衛隊の存在を盾に、そのことから目をそらしてはいけない。
ISILのようなテロ組織からすれば、そんなことは「知ったことじゃない」からだ。
そのことを、今回の人質事件で日本中が知って、もう一度考えざるを得なくなったと個人的には思う。
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