イスラム国 日本人を人質に身代金要求 私達は何をするべきか
去年の夏から僕がこのblogで言っていたことが現実となってしまった。
中東でISISに捕らえられた日本人が人質となって、その殺害を予告する映像が全世界へ配信された。
既に今年に入ってからもフランスやベルギーでISIS絡みの大きな事件が起きているが(あえてこのblogでは触れなかったけど)、それと同様の許されざるテロ行為が今度は日本へと向けられている。

タイムリミットはあと数十時間。残念ながら、日本政府に出来ることはほとんど限られている。要求された身代金をそのまま払うなんてことはもちろん出来ないし、何かを交渉しようにもそのチャンネルがない。
となると、残り僅かな時間をとにかく情報収集して、関係する各国に協力やいろいろなお願いをするしかない。あとは安倍総理が政府のリーダーとしてどんなメッセージを世界に発するのか、だ。
実際のところ、向こう(イスラム国)の狙いもそこにある。

フランス、ドイツ、イタリアやスペインのように人質解放のために身代金をいくらかでも払えば、アメリカ・イギリスとの足並みが乱れることにもなるし、テロに屈したとの見方もされる。
断固払わないし、テロリストと交渉もしないとなれば、人質の二人は殺されて、その責任問題や今後の中東外交についてどうするのか、日本国内で大変な議論が巻き起こることになる。
どっちの結果になっても「イスラム国が日本でも大いに注目されて、関心を集める」わけで、ISISにとってはそれが一番の狙いだ。
現に向こうはビデオの中で、日本政府ではなく日本人に対して「日本政府に身代金を払うよう要求しろ」と言っている。今までアメリカ人やイギリス人が同じように人質になった事件では、こんなことは言わなかった。
既にアメリカもイギリスもイスラム国との戦いに参加していたからだ。まだ巻き込まれていない(と思ってる)日本人を、彼らの戦いに巻き込むことが目的なんだと思う。

まさか1月21日のblogでこんな事を書くとは思っていなかったけれども、僕が思っていたよりもずっと早く向こうはアクションに出てきた。
対外交渉と意思決定が、日本のそれよりも戦略的に考えられている感じがする。行き当たりばったりではない。
今回の事件をテレビで知って「怖い」と思う人も沢山いると思う(もちろん僕も)が、それもテロリストの最大の狙いの一つだ。
これをきっかけに日本政府も、日本の国民も、中東で今起っている戦争に何らかの形で関わらざるを得ない。

どういう結果になるにせよ、今後僕たち日本人が世界に対してどんなメッセージを発していくのか、岐路に立っていると思う。
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