バンドのホームページ 過去・現在・そしてこれから
週末になりました。3月も早10日ですが春を感じるにはもう少し…な感じの寒さ。
早く暖かい春が来て欲しいもんです。


・バンドのホームページをリニューアルしたい!


昨年末から今年にかけて、2012年はこれをやりたい!という事をいくつかblogで書いたのですが、その中に「ホームページの更新(リニューアル)」というのをすっかり書き忘れていました。というか、ずっとやろうやろうと思って、本格的に重い腰を上げたのが今年に入ってからだったというのが本音ですが(笑)。

僕はバンドやアーティスト、その関係の会社や事務所のweb制作を2000年くらいからやっています。そう考えると、12年間もやってきたこの「Web制作」という作業。これを本業のお仕事にしたことこそありませんが、やり始めた時期は結構早い方かもしれません。大学生になる前くらいからDreamweaverとか触ってました。懐かしいなぁ。

今でこそバンドも、アーティストもホームページを持つのが当たり前です。しかもどのページも結構凝ったデザインだったり、ちゃんとしていますよね。実感として、2004年くらいからメジャー、インディー問わずアーティストサイトの重要性はみんなに意識され始めて、それと共に音楽関係のweb制作の需要も増えていったように感じます。

当時はフルFlashでグリグリ動くような、ショートムービーっぽいトップページやサイトデザインが流行でしたが、次第にSEO的にフルFlashのサイトが不利だと言うことが分かり、またバンドのサイトを見る人の多くが携帯(もちろんガラケー)からアクセスするため、次第にFlashではなくCSS等を用いた簡素なデザインでありつつ、jQueryなどを使って動きを出すサイトが主流になっていきます。

そんなこんなしてるうちに、2007年にはMyspaceが始まり、ほぼ同時期ぐらいにmixiの爆発的な流行もあいまって、あえて本格的なサイトを持たずとも、楽曲の試聴やライブの告知、応援してくれるfanとのコミュニケーションもSNSを通じて取れるようになってきました。僕が初めてバンドのホームページを作った2000年の頃と比べると、今は格段に、天と地ぐらいの差で、アーティストにとってはWebでの発信がしやすい時代だと思います。


・Webは大事、でももっと大事なものもあるんじゃないか。


と同時に、あらゆる方向に対して全方位的にプロモーション、告知、宣伝、コミュニケーションしていかないといけない時代の空気感というか、どのアーティストサイトを訪問しても、Myspace、Mixi、Twitter、Facebookのバナーがずらりと並んでいるような現在の状態は、それはそれでちょっと違和感を感じたりします。

そもそもアーティストやバンドってそういう「色んな所に顔を出して他人に知ってもらう」ということが得意でない人の方が多い気がするのですが、そうも言ってられない時代なのかもしれません。とにかくネット上に自分というキャラクターを出して(顔は出さなくても)、見知らぬ他人に知ってもらわなければ、という感じ。

なので、ネットを使った自分達の発信は格段にやりやすくなったものの、必ずしもそれが「恵まれた時代になった」という風には、僕は思いません。ネットが無かった頃って、本当にカセットやMDの自作デモテープ一つで口コミが広がって、それが集客やバンドのプロモーションに繋がったりしたのですが、そういう話もここ5年くらいほとんど聞かなくなったのは、決してネットの隆盛と無関係ではないと思います。

TwitterもmixiもFacebookも、誰かと繋がってコミュニケーションするのは最適の手段の一つです。ただ、音楽そのものとの親和性という意味ではそれほどでもないし、音楽関係なく何かのプロモーションをするには向いていないんじゃないかと個人的には思います。だから、音源やライブといったコンテンツを広めて、好きになってもらうためには、やっぱり自分のサイトで何をするか、どう伝えるかがまだまだ大事なのかもしれません。


・全部を自分でやらないのが、プロのインディーズアーティストじゃないだろうか。


webサイトを作って、SNSをやって、動画を制作してアップして広めて、と考えると、それら一つ一つを制作する為のハードルは昔よりはるかに低くなっているとはいえ、トータルではアーティスト活動をして沢山の人に知ってもらう為のハードルは、やはり上がっているのでしょう。なんせ、それらを全部ちゃんとやったとしても「目立つ」わけじゃないですからね。

むしろ、そういう時代だからこそ、楽曲そのもので、あるいはライブパフォーマンスそのもので目立つようなバンド、アーティストであればその方が強みなのかもしれません。一番気がかりなのは、音楽活動をするためにやるべきことがあまりにも多くなってしまった結果、そもそもの「音楽制作」に傾けるべき時間や労力、情熱がそがれてしまうのではないかということです。もちろんインディーの活動であるほどその傾向は強まるはずです。

全部を自分でやれるのがインディーの本来の強みなんですが、上記のようなスパイラルにハマるとインディーズの活動は途端に苦しくなります。海外のインディーのアーティストを見ていると、全てを自分の目の届く範疇におきつつ、全てを自分でやったりはしません。日本ではインディーズというといわゆる「手弁当」のイメージが強いですが、本当にちゃんとインディーズでやっていくなら、まずこの「手弁当」をいかに脱するかが重要だと僕は考えています。

いずれにしても、僕自身にとっても自分のサイトをどうするかというのは長年のテーマの一つであるし、明確な答えや自信を持ち合わせているわけではありません。そう考えると、ずっと手探りでやり続けてきたのがこの「ホームページ制作」。もちろん、本業は音楽なのでこれが得意ってわけでもないんです(苦笑)。でも、やらなければいけないと思っています。

というわけで、あと数時間後に久しぶりのホームページリニューアルを行います。このblogを直接ブックマークされてる方は、明日以降にメインサイトの方もチェックしてみてください。写真とか音源とかは色々面白いんじゃないかと思いますよ!

http://www.thelinda.jp

ではまた~。
関連記事
スポンサーサイト



このエントリーをはてなブックマークに追加
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック