相信希望
今日も仙台で被災した知り合いと連絡が出来ました。
市街地なので生命に関るような大きな被害こそ無かったようですが、
やはり色々な生活の不便と、何より物資&ガソリン不足が大変とのこと。
それでも、本当に悲惨な被害を受けた沿岸地域に比べれば…と
声を落としていました。
どこそこに限らず、例を見ないほど広い地域で沢山の人達が
同じような状況にあるかと思うと、本当に痛ましいです。





あの地震から一週間が経って、なんだか時間の感覚がおかしいです。
もう随分前のような気もするし、かと言ってあの時の記憶や感覚が
薄れてしまうような事は一切なく、今も見えない何かがすぐ近くに
居るような言葉に出来ない不安を感じる時があります。余震もあるし。
被害の無かった首都圏以西の人は既にTV、ネット等で色々な情報を
見聞きしていると思いますが、ご存知の通り日本国内だけでなく、
世界中が今このことに注目し、また日本のために多くの支援や寄付、
目に見えない形で、祈りを送っています。





具体的な話で、震災直後から今日まで、僕のメールボックスには毎日
世界中から励まし、お悔やみ、安否の確認などとにかく物凄い数の
メールが届いています。極端な話、僕の海外口座にいきなりお見舞い
としてお金を振り込んで来た人までいました。(すぐに返したけど)
みな一様に、自分の国で毎日テレビに噛り付いて日本のニュースを
観続けているようで、東北の被害の様子、福島原発の現状など
こちらがびっくりするぐらい、詳しく知っています。
(原発関係については、ちゃんとネットが使える北米、ヨーロッパの人
の場合日本国内のTVよりも遥かに詳しく、正確な情報を持っています。)
そしてまた、これもみな同じなのですが(世界中の全ての人が同じ)、
日本なら必ず大丈夫、団結心があり、優秀で、誰より他者を思いやる
日本人は、この世界中の誰も経験した事のない危機を絶対に乗り越え
られると、強く強く信じているんです。
海外に友達や、ビジネス相手が居る人なら分かって貰える思うのですが
こんな風に世界中で「想われている」国は、日本くらいかもしれない。
大げさではなく、世界中が今、日本がんばれと祈っているんです。






一部TVや新聞の報道で、日本にある各国の大使館が東京にいる自国民に
東京からの避難指示をしている、という報道がありました。
僕の場合、東京にいる外国の知り合いには中国人が多いのですが、確かに
彼らは今週、続々と帰国していきました。でも、それは当然です。
先月のNZ地震の時に、現地にいた日本人で被害を免れた人はすぐに帰って
きました。先々月は、エジプトやリビアからもほとんどの日本人が大使館の
指示で帰ってきました。なにが言いたいかと言うと、大きな災害や
政変が起こった場合、安全の為自国民を一時帰国させるのは政府や大使館の
とるごく自然な手段なのです。帰国するその本人が本当に「帰国したい」と
思っているかどうかは関係ない。今週帰国した僕の外国の友人達の中には、
誰一人として「危ないから帰りたい」という人はいませんでした。
件の報道は、ちょうど福島原発の状況が悪化した13日ごろから、まず大量に
ネット上で流されて(日曜日だから大使館指示が出るはずないのに)、その後
月曜日に各メディアでも報道されるようになりました。まるで
「東京は放射能で危険だから外国人が逃げ出している」といわんばかりに。






この一週間で色々な報道があり、民放各局が好きそうなネタは大抵どこも
横並びで一斉にやりますが、今日のNHKでこんなニュースがありました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014775241000.html

台湾の大手メディアが中心となったチャリティーTV番組で、日本への
支援を呼びかけたところ、視聴者から21億円の義捐金が寄せられたそうです。
僕はこの番組を観ていませんが、日本で言う24時間TVのようなノリとは
ちょっと違うようです。4時間のTV番組で、番組開始から終了までに集まった
視聴者寄付が、日本円にして21億円。台湾と日本のGDP、及び物価係数を
元に比較して超ざっくり計算すれば、大体100~200億円くらいの感覚です。

想像してみてください。どこか外国の国が地震に遭って、そこの国の人が
困っているとテレビ訴えていて、日本中から数百億円が集まるでしょうか。
もしその国に大切な人や友人がいたなら、あなたは大金を寄付するかも
しれない。けれども、他の人はどうだろうか。
金額の問題ではありませんが、仮に放射能が飛んできそうで怖いな~、とか
政府の対応がいい加減で信用できないな~、とか、そういう気持ちが僅かも
あったなら、わざわざ海の向こうの外国に対してこんな事出来るでしょうか。




こういう話は、もういくらでもあるんだけど長くなるので…。
日本は今、みんなが一つになって、被災した地域と人々を支えるべきです。
同じように、福島原発で作業する自衛隊や警察消防の人、東京電力はじめ
各社の技術者の人に対しても、とにかく無事と成功を応援し、祈りましょう。
同時に、僕が今週ふと思ったのは、今回のことがひょっとすると
世界中の人が一つになって考える為の、何かのきっかけかもしれないという事。
自然とは、何か。
人類の科学や技術の進歩とは、何か。
日本人と、外国人と、世界中の人と人との繋がりとは、何か。
これから先、みんながこの地球で生きるという事は、何か。





読んでくれてありがとうございました。
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