5月のハウマッチ
あっと言う間に週末も終わり。今日は本当にいい天気で
やっぱり5月は出かけるのに最高の季節だな~としみじみ。
というわけで、本当は極度の出不精なんだけど一念発起して(?)
東京九段の国立近代美術館に「東山魁夷展」を見に行きました。最終日。
思ったほど混んでいなかったので、ゆったりと展示を見学。
戦後の日本画家を代表する東山さんの作品の数々を堪能してきました。





20代始めに処女作を描いて、その後は日本中の風景を書き続けながら
途中ヨーロッパ、中国に活動の場を広げ、晩年は再び日本の京都に戻ってくる
91年の生涯に渡る作品を、時系列で見ていくと本当に色々感じさせられる。
まず、91歳に生涯を閉じるのその時まで絵を描き続けていること。
常に独創的なテーマと、揺るがない信念のようなものをどの時代の作品からも
感じられて、もうそれ自体が本当に凄い。
だって20代から90歳で死ぬまで風景画だけ描き続けるんだよ。
勿論その時々で描こうとしてるものは微妙に違うんだけど、
自分が描くべきもの、表現は常に一点集中でした。
美術展を見に行くと、その個々の作品を見るのも楽しみなんだけど
そうやって一人の人の生涯というか、一生を芸術に捧げた人の生き方を
知る事が出来て、それが自分にとって一番のエキスになる。
エキスって言い方はおかしいけどね。魂の火種?みたいな。
今回も行って、本当に良かった!決して分りにくい抽象画とかではないので
興味のある方は是非。







ちなみに帰りがけ、展覧会って出口のところで必ず関連グッズやら
なんと一部の作品も販売してたりするんだけど、この東山魁夷の描いた絵で
B2ポスターぐらいの大きさの絵が、販売してあったのです。
お値段80万円。ほ~こんな大きさでも80万位するのか~
でも絶対買えないって金額でもないなとジロジロ見てたら、
販売員のオバサンがニコニコ近づいてきまして、

「こちらは先生の奥さんが発行した新復刻品だから、お安いのよ」みたいな
事を言うわけです。奥さんが作った新復刻品??じゃぁ先生本人じゃないの?

「それはこちらの復刻品で、300部限定のお値段は400万円ね」
300部限定って事は、これも本物じゃなくて先生が作ったコピーてこと?

「じゃ、もしかして先生が書いた本物ってのは何千万円くらいなんですか…?」
と聞いたところ、そのオバサンはしょうがないわねぇ~みたいな顔しながら、

「いえいえ、とんでもない。展示してある本物は1、2億円くらいですわよ~」



億!ビリオン!!



いや~凄い。90歳まで描き続けたわけだから、ざっと見積もっても100点以上は
作品が残ってるとおもうんだけど、まさか億とは…
一番驚いたのは、まぁこの世にただ一点しかない作品が何億円するのは
分らなくもないんだけど、それのコピー(復刻?)が数百万円して、
さらに作者本人のものとそうでない人のがあるとは…
ちなみにその本物復刻と新復刻を見比べたんですが、言われた落款の違い以外は
全く見分けが付かなかった…勿論コピーっていってもカラーコピーとかじゃなくて
版画なのかな?あれは。まだまだ知らない世界があるの~。
同じ芸術でも、音楽では絶対にありえない話だよねぇ。
音楽って、複製が容易であることがその価値なわけだし。
でももし、有名アーティストの世界に一点しかないアルバム作品とか、
それをマスターにして限定300枚だけプレスとか、
そういう事をしたらどうなるんだろう…??でも無理だよなぁ原理的に。
いろんな意味で面白い一日でした(笑)







というわけで、明日から5月も後半戦。
なかなかblogを更新するムードになりきれませんが、どうにか頑張っていこうと思います。
みんなも5月病にはお気をつけて~(って俺5月病なのか??)
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