早くも後悔?
トランプ新大統領になってからまだ10日も経っていないというのも驚きだなぁ。
就任後すぐに数々の大統領令を署名、発令しているけれど、中でも一番の驚きは今もニュースになっている移民の入国制限だろう。
アメリカは多国籍国家であり、移民の国としてずっとやってきた歴史的経緯があるので、今回のような直接移民の入国を制限するような規制(法律ではないんだよね)は、アメリカ人にとってもかなりのインパクトがあるはず。
日本に住んでると「移民」を意識することはあまりないけどね。。
就任後すぐにこうなっているのは、ある意味有言実行ではあるけれど、投票したアメリカ人の中には「本当にこの人を大統領に選んで良かったのか?」と思う人もきっといるはずだ。
だがしかし、最低でも4年はこの状態が続く。
4年後かぁ、自分がまだ生きているのかさえ分からないくらい先の話だ。笑
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ミックス
ミックスについての話だけれど、去年やったとあるミックスの仕事で、僕が「音を変えすぎる」傾向にあることを指摘されたことがあった。

全てのレコーディングを終えて、歌や楽器といった素材(録ったものもあれば、打ち込みのデータもある)がバラバラの状態で僕の所に来る。
それをひとつずつ聞いて、バランスを取りながら、全体としてのまとまりとか聞きやすさとか、とにかく曲をより良い完成形に近づけていくのがミックスという作業だ。
だから前提として…僕が素材を貰ったそのままの状態の時より「良くなってないと」いけない。
そのままだと歌や何かの楽器の音量が大きかったり小さかったり、それぞれがぶつかったり逆に混ざっていなかったりするので、それをバランスしていく。

けどこのバランスをとっていくという作業も、実は自分の趣味や嗜好、この曲はこうあるべきみたいな方向性を含んでしまっている。この方向性が、作り手であるアーティスト本人や作曲家、アレンジャー、あるいはプロデューサーと「ズレて」しまっていると、どんなに自分は頑張って良くしているつもりでも、結果は思わしくないものになる。
貰った素材を原型をとどめないほどに変えてしまう、という所までは僕もやらないけど、少なくとももっと良くしたいとか、カッコよくしたいとか、そう思っている以上は元の素材の状態からはどうしても変わってしまう。
そうじゃないと、わざわざお金を払って僕に依頼する意味がないでしょ?と思ってしまうからだ。

だけど、世の中の全てのミックスがそうではない。
「録った時の状態から、出来るだけ変えないで欲しい」という方向性も当然ある。
レコーディングだって、音色や演奏の状態に細心の注意を払いながら出来るだけ良いもの目指して作業している。
アーティストや曲によっては、録り終えた段階でほぼ完成、という場合もあるだろう。
で、それをほんの少しだけバランス良くしたい。
あるいは、それまで全然楽曲制作に関わってこなかった別の人の感性を取り入れたい、そんな理由で依頼するミックスもある。
そういう風に事前に言ってもらえれば僕も(多分プロのエンジニアなら誰でも)そのようにするけど、そこまではっきりと「変えないで欲しい」と言われるミックス依頼はあまりない。
大抵は「お任せ」と言われる。あるいは「いい感じにしてほしい」とか。笑
そうなってくると、自分の思う「いい感じ」にするべく、お任せで自由に頑張ってしまう。
でもそれだとダメな時もあるんだよね。

どこまで「変えるか」、あるいは「変えないか」。
もっと言うと、自分の考える「いい感じ」に寄り過ぎないよう、常に客観性を持たないといけない。
僕が憧れてリスペクトしているような海外のトップエンジニアは、これとは真逆の人が多い。
つまり、自分のサウンドや完成形をしっかりと持っていて、どんなジャンルや素材が来ようともその人の音にしてしまう。
その人が手掛けて、過去にヒットした〇〇のような完成形ミックスになる。これなら依頼する側も大喜びだ。
でもこれを僕がやってもダメな時がある。もちろん良い時もあるけど。
どちらにも対応できるようにしないといけないのだろうね。
つまり、自分のサウンドも確立しながら、全く正反対のクライアントの意向にも沿える音作り、ミックスが出来ないといけない。
自分が満足するためではなく、アーティストや依頼者が満足する形に仕上げないといけない。
勉強することは常にある。
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次の打席に立つために
前回のblogで書いたばかりだけど、やっぱり圧倒的に勉強が足りてない気がする。。
純粋な意味での勉強やスキルアップだけだと収入を生まずにやっていけないので、働きながらその中で学んでいくというのが一番良いのだろうけれど、それだと追いつかないと感じることも多い。
働きながら学ぶって難しいよね。音楽の仕事なんて、その仕事の時にNGが出たり何かかが足りないと判断されたら、もう次の仕事は呼ばれないもんね。
だからいざ仕事が来た時には、もうベストの状態でバッターボックスに立てるように、その前に沢山素振りや練習をしておかないといけない。
音楽だけじゃなくてスポーツでもなんでも、そういう気持ちは常に必要だ。
でも素振りや練習はどんなにやっても収入を生まない。毎日素振りをして生活していくことは出来ない。
だから、もちろん必要なこととはいえ、一体いつまで、あと何回くらい自分は素振りをすればいいのだろう?みたいな思いを懐くことはたまにある。
そういう話はミュージシャン同士でもよくする。
でも自分は常にスタメンで、今のポジションや次のバッターボックスは当然自分のためにある、という自信をもった人もいるのだろうな。あまり会ったことはないけど。。
とにかく今日、今この瞬間に出来る事を精一杯やるしかない。練習であろうと、本番であろうとね。
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人生 = 勉強
今週も寒い毎日が続く。天気が良いのでまだ良いけど、朝晩の日差しが出ていない時間は本当に寒い。
自宅でひたすら作業、作業。。。基本的には外に出ない方が好きなのだけど、こういう作業が毎日続くと、働き方や人生について、やりたいことやに目標、ゴールとは何だろうと考えることも多い。
誰しもそういうことを考える時期やタイミングはあるのだろうな。そこでふと立ち止まる人もいれば、立ち止まらずに走り続ける人もいる。答えや正解はないんだと思う。
でも亡くなった松方弘樹さんも言っていた。「人生はずっと勉強」。
経験して、学んで、吸収して。どんなにキャリアを積んで、あれだけ大御所になっても、やっぱり勉強している。
そういう姿勢をずっとずっと若輩な自分も見習わないといけないと思うよ。
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ついにこの日が
ついにこの日がやってきた。
今日は第45代目のアメリカ大統領にトランプが就任する日だ。
まさかこんな日が来るとは、一年前の今日は誰も思っていなかったに違いない。。。




就任演説もダイジェストで見たけれど、アメリカのリーダーとして責任ある方向性を示すような、ある意味「今までのトランプとは違う」態度の変更を予想していた人も多かった中で、実際は選挙期間中のあの感じとほとんど変わらないような「トランプらしい」演説だった。
もちろん悪い意味で、だけど。笑
きっとガラッと手のひら返しするんじゃないかと思っていたのだけどね。大統領になってもあのトランプ節のままだと、やはり先行きがどうなるかは不透明と言わざるを得ないな。
あと、就任式当日にあれだけのデモや抗議活動が行われるのも異例中の異例だ。
そこでトランプが、自分に投票しなかった有権者や抗議活動をしている人に向けて何かしらのメッセージを発していれば、また違ったと思うのだけど、あたかもそういう人はいないような感じだった。
アンチを作ったり、自分に付いてくる人だけを相手にパフォーマンスをするのは、選挙で勝つことが目的ならアリだ。けれども、一国のリーダーとして、しかもアメリカという超大国のリーダーともなると、自分に対するアンチや抗議活動を無視して良いことはない。
その人たちを取り込むのは無理でも、何かしらの共通目標やビジョンを示して、まぁ上手くやっていきましょうと言葉と態度で示すのがセオリーだ。
ところが今日の就任演説にはそれがなかった。その点が一番気になったかな。



今、アメリカがどういう感じなのかは、実際に行ってみないと分からないよね。
今年どこかで行きたいなぁ。
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前日
今日は寒い。朝から普段以上の冷気を感じる。
今はまだ降っていないけど、午後から夜にかけては関東でまた雪になるようだ。東京は多分冷たい雨。。
昨日レコーディングした曲を、今日は一日かけてエディットとミックス。
ほとんどルーチン的にこういった作業をしているけど、これだって傍から見れば専門職なんだよなぁきっと。
特定の分野の、専門職やスペシャリストと言われる人がどういう風に仕事をして、収入を得ているのかという話を最近あちこちで聞く。
まぁそういう人はフリーランスも多いからね。私もだけれど。笑
好きなこと、得意なことをやっているといえば聞こえはいいが、なかなか大変ですよ。
今日頑張って、週末はゆっくりできるといいな。
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朝からお仕事。
今日は午前中からレコーディング。朝早く起きるのは全然苦じゃないけど、準備だなんだとバタバタしてしまう。
歌にせよ楽器にせよ、午前中からプレイするのはなかなか大変だろうな~特に夜型の人は。。。
僕も昔は超がつくほどの夜型だったので、曲作りもレコーディングもほとんど深夜~明け方にかけてだった。
まぁその時間帯の方がスタジオ代が安いからってのもあるけど。笑
午前中にスタジオに行くとすれば、大体前日の夜から続いてる感じだったもん。あるいはソファで寝た後とか。
今じゃそんなの、絶対無理!
歳とったな…。
とか何とか言っている間にもう時間。行ってきます!
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22年目
1月17日の朝5時46分、阪神淡路大震災から22年となる追悼が行われた。
2011年の東日本大震災はもちろん、阪神淡路の地震もそれほど昔の様には感じられないが、22年という月日はやはり長いものだと思う。
追悼集会に集った人たちの中には、当時まだ生まれていない人も多くいただろう。
どれだけ時間が経っても、あの震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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ドキドキWeek
先週末から日本中が大寒波で大荒れだが、東京は週末も今日もいたって良い天気。
ちょっと足を伸ばせば、群馬とかも物凄い雪降っているのに不思議~。
まだしばらくはみなさん寒波に気を付けて。



今週来週はレコーディングとミックスでなかなか忙しいことになりそうなので、準備と本番も気を抜かず頑張る。
それ以外にも結構あるんだよな。。。むしろそっちの方が多いか。
週末はついに、ついについにトランプ新大統領の就任式だ。
8年間の任期を終えるオバマ現大統領についても、いろいろ思う所や書きたいことはある。
でも、どうなるんだろう、本当に。これからのアメリカが想像つかない。
アメリカが行く先が想像つかなかったら、世界のこれからも想像つかないのと一緒なんだけど。笑
4年に一度の緊張ウィークであります。
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どちらを選ぶか
数年に一度の最強寒波が来ているそうで、今夜から週末にかけてはちょー寒いらしい。
そんな13日の金曜日。なんて日だっ!




ミックスに集中して、そこで良い仕事をすることで結果を出す。
なまじミックス以外も色々出来ちゃうから、そういうことも他の人に言われないとなかなか自分で気づかないものだ。
一つの技術やスキルを追い求めても、なかなかそれだけでやっていけない、仕事にならない。
そう思って、何でも出来るように全方位的に自分のスキルを伸ばしてきた。
それなりにどれも出来るようになってきたけど、どの分野でも「トップ」にはなれないことを、もうずいぶん前から自覚している。
音楽業界の仕事はより細分化されて、パイ自体も縮小されているから、どのポジションにせよ「トップ」のスキルや技術を持っている人に仕事は集中する傾向にあるだろう。
ゼネラリストかスペシャリストか、どっちが良いのかは自分でもずっと答えが出ない。
でも現実的に、自分はスペシャリストではなくゼネラリストだ。
何でも出来るのは悪いことではないけれど、自分に任される仕事は何でもではなく、おそらく一つ。
それをちゃんとやって、良い結果を出していかないといけない。
頑張らないと。。。
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