音楽の価値 ~アナログレコードを売ってみた~
早い人は11日から、ほとんどの人も今日からお盆休みになっているはずの今日この頃。
オリンピックも連日のメダルラッシュで、興奮と感動が続いている。今回のリオオリンピックは日本選手大活躍だね~どういう要因があるんだろう??
相変わらず外はとんでもなく暑いので、涼しいお部屋でのんびりオリンピック&高校野球でも見ながら過ごしたいですな。



3日もblogが空いてしまうくらい、猛烈にやることが多くて大変。。。
物理的な時間も足りないが、精神的にも結構焦っている。これが今月末までは続く。
音楽や曲作りとは全く関係ない仕事なので、そろそろ反動で音楽やりたくなってくるかな~。
blogに書きたいネタも、ぼちぼち溜まっているようないないような。



先日、知り合いの持っているレコード盤を売却処分する作業を手伝ったのだけど、当然僕が買い取るわけじゃないので、生まれて初めて(?)業者の人を呼んで査定買取というのをやってみた。
自慢ではないが、僕もとあるジャンルのレコードのコレクターとして世界中でマニアに名が知られている。だからその知人も僕にお願いしてきたのだけど。
けれども、その知人の持っているレコードはほとんどクラシックのレコードで、完全に僕の専門外。
ビートルズやローリングストーンズなら良かったが、その手のジャンルは一枚もなかったので、素直にレコード屋さんに査定してもらって、引き取ってもらうことにした。
その数、およそ1000枚。クラシックだけで(笑)



枚数が枚数なので、自分でお店に持ち込むのは当然無理だし、発送するにも梱包が面倒。なのでその保管場所まで来てもらってその場で査定してもらうんだけど、出来るだけ価値を正確に査定してもらうために、ブック○フとかの買取業者ではなく、ちゃんとレコードの事が分かっていそうで、なおかつ出張での査定に応じてくれる良心的なお店を探した。
まぁ実質的には聴かないレコードの処分なんてゴミ捨てに近いものがあるけれど、やっぱり心情的に、音楽ソフトをゴミとして捨てるのは本当に忍びない。
ましてレコードは、ジャケットの大きさとか買った当時の思い出とか、モノとしての所有感が結構大きいので、なおさらゴミとしてボンボン捨てることが難しいのだ。(ちなみにCDは結構捨てられる。自分で録音したカセットテープとかMDはなんのためらいもなくゴミ扱い出来るのはなんでだろう…?)



で、買取査定の当日。緊張の面持ちで業者様を持ち主の自宅にお招きする。
事前にどんな中身があって、ジャンルとか年代とかはおおよそ僕は把握していた(これだけでもかなり手間がかかるが、当然ボランティアです)。
中には正直お金は付かないだろうというコンディションのよろしくないものあり、全体でいくらくらいになるのか…
クラシックはもともと、ビートルズなどと比べて中古レコードの価値がかなり低い。集めているコレクターもほとんどいないし、それ故買取不可にしているお店も多いくらい。
今回の業者は、そんなクラシックでも最低10円はつけるという大変良心的なお店だったのでお願いしたのだが、一枚一枚、真剣に観ながら査定してくれていた。
双方無言のまま、およそ3,40分掛かっただろうか。フ~っと一息ついて、業者さんが査定した金額が、約1000枚弱で28000円だった。



私「一枚30円行かない感じですか~(笑)」
業者「ですね(苦笑)。実をいうと、ほとんどは買取不可か、10円以下のものしかない感じです。何枚かは状態も良く、店頭でも売れそうなやつが含まれていますが、それらが100円くらい。一番高く査定したものでも300円くらいがマックスですね」
(おそらく)ガックリと肩を落とす持ち主。
僕は大体こんなもんだろうと思っていたが、さすがに持ち主はショックだと思う。何年もかけて集めたもので、買った当時は当然新品で何千円もしただろう。投資総額は単純計算でも100万円以上のはずだ。
それらが今では10円以下だという。いや、10円出してくれるのは割と良心的なほうなのだ。普通は買取不可でゴミにしかならない。
業者もそこら辺を分かっているので、もし思い出のものや、もう一度聞きたいものがあれば売らずにとっておいたほうがいいですよ、と提案してきた。
というわけで大事なレコード10数枚を抜いて戻したのだけど、そういうレコードに限って査定が300円だったりする(笑)。当然最初の見積もりよりマイナス。
けれども残りはその金額で全て業者に引き取ってもらって、部屋の大部分を占めていたレコード盤コレクションがさっぱりと無くなった。


まぁこれがお店に持ち込みだったり、段ボールを自分で用意して発送だったりすれば、当然自分にコストが掛かってきて完全にマイナスになってしまう。
ゴミとして捨てるにしても、この枚数では粗大ごみになってしまうので、やはり廃棄の費用がかかってマイナス。
なので、一枚10円以下という価格は持ち主にはショックだけれども、結局はこの方法が金銭的には唯一プラス。
でも音楽とか音楽ソフトの価値って、一体なんだろうねと考えさせられた。
当然、持ち主には擦り切れるほど聞いた愛聴盤や、お気に入りの曲があっただろうし。そうやって聞き込んだ盤ほど価値が下がるのだけれども。笑
本当はきっと、業者の言う通りそんな少額のお金ではなく、自分の中での「価値」を見出して、もっと聞くなり部屋に飾るなりした方がいいんだろうなぁ。
お金10円と、自分だけが見つけた「価値」、どちらが大切かという話。
レコードは聴かなくても飾ったり、持っているだけでその価値を見出せるから好き。でもその分部屋のスペースもとっちゃうけどw


ちなみにこの話には後日談があって、最初に1000枚のレコードをざっと僕が見たときに、この辺はたぶんイケるだろうというのを20枚ほど持ち主にも内緒で抜いておいた。
で、それをオークションで売った値段が2万円。1枚およそ1000円くらい。
そのお金を持ち主に事情を話してお渡ししたところ「お前すごいな!」とめちゃめちゃ感謝された(笑)
クラシックは全くの専門外なので価値や相場は全くわからないのだけど、多分買取業者が言っていた「マックス300円」のレコードは、大体僕が事前に抜いていたんだと思う。
ま、こういうちょっとしたことをボランティアして、みんなが少し喜んでくれればいいんだ。


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