Translate Lyrics.
昨夜遅くにまた一曲完成した。素晴らしい充実感と共に目覚める。
これから次の曲の作業に入ると、また打ちのめされるんだろうな。


この歌詞を翻訳してくれ、と頼まれることがある。
洋楽の英語の歌詞を日本語訳するのをぱっと思いつくかもしれないが、実際はその逆で、J-POPの日本語歌詞を英語に翻訳して欲しいという外人からのリクエストが、実は結構ある。
J-POPは海外の音楽フリークの中でも、一部の非常にマニアックな人たちに聞かれていて、そういう人は日本大好きだったり、日本のアーティストやグループが大好きだったりする。
もちろんYoutubeなどで視聴して、日本語の歌詞をスラスラと歌えちゃったりもするんだけど、やはりその歌詞の意味となるとなかなか理解している人は少ない。
ま~同じ日本人でも、まったく意味の分らないJ-POPの歌詞ってのはあるわけで、いくら日本語に堪能でも海外の人がJ-POPの歌詞の意味を理解するのはなかなか困難だろう。
でも彼らはJ-POPが好きで、ファンだったりするので、どうしても歌詞の意味まで知りたい。出来れば自分の国の母国語で…というところだろうか。

僕も中学生の頃から沢山洋楽を聴いてきたけど、英語の歌詞の意味をちゃんと理解なんてしていなかったし、今でも出来ているとは言えない。
昔CDを買う時って、国内盤だと日本語訳のついた歌詞カードが付いてきて、輸入盤だと日本語訳がついてこない代わりに値段が安い、みたいなのがあったけれど、今はどうなのかな??
お金がなかった僕はもちろん輸入盤を買っていた。ていうか日本語訳詞が読みたい、知りたいなんて思ったこと一度もなかったような??
なんていうか、歌詞みたいな抽象的で婉曲的な文章表現を、文字通り正確に他の言語に翻訳するなんて不可能だと、中学生だった当時から何となく思っていた。
意味が知りたいなら自分で英語を勉強して、自分で翻訳=解釈するべきだし、まぁそれ以前に外国の歌手やバンドが何を言ってるかなんて全然興味なかったかも(笑)

でもこれって良く考えるとすごくヘンだ。だってJ-POPを聴くときは歌詞をものすごく重要視している。
歌詞が何言ってるか分らない邦楽は、なかなか真剣に聴く気になれない。逆にストレートすぎたり、何を言いたいのか分りすぎるシンプル歌詞も自分はダメだ。最近のJ-POPはほとんどそうだけど。
同じ音楽なのに、方や歌詞の意味を気にしなかったり、方や歌詞の内容を重視していたり。。。
これってワタシだけ??

で、話がそれたけど、歌詞の意味や内容を重視する外国の人から、このJ-POP曲の歌詞を翻訳して教えてくれ!っていうリクエストが来ることが最近多い。
そういう場合、僕がどれくらいの英語のスキルを持っていて、また僕がどれくらい音楽的なスキルを持っているか(例えば自分で作詞作曲しているとか)も知っているからこそ、そういう依頼が来るのだろう。
TOEIC990点満点みたいな、日本人でも英語堪能な人は山ほどいるけれど、そういう人がみんな「音楽的な」歌詞の翻訳を出来るわけではない。
また一方で、素晴らしい日本語の歌詞を書く人も山ほどいるけれど、そういう人がみんな英語が出来て、自分の書いた歌詞を英語詩にもサラサラッと書きなおせるわけではない。
実際の所、この「歌詞の翻訳」はめっちゃめちゃ面倒くさいし、労力がかかる。しかもいくらやったって正解がない。結局歌詞の解釈は人それぞれだからね。。。
だからこんな作業をボランティアでやってくれる人は、なかなかいないんだろうなと思う。俺だってやりたくないもん(笑)。
でも、そういう需要が確実にある。しかも増えてきているな、というのを最近感じる。
頼まれること自体、非常に光栄なことだ。だって語学力と作詞力の両方がなかったら、なかなか頼む気になれないでしょ。自分でGoogle翻訳使えばいいわけだし。

様々な理由から、日本のアーティストが自分の曲に英語の歌詞を付ける場合もよくある。でもこれは最初から英語で書かれているので、母国語で書いた歌詞を外国語に翻訳するのとは全く違う作業だ。
日本の作詞家が書いて、それを別の人(大抵は外国人)が英語詩に直すというケースも最近のJ-POPではちらほらある。これは割とストレートに作詞家の考えている歌詞を翻訳出来ているのかもしれないなぁ。
あと、世界中で出版されている日本人作家の本(村上春樹とか)は誰がどうやって翻訳しているのだろう??
僕もちょっと試しに本気で英語訳に挑戦してみるのもいいかもしれない。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
スポンサーサイト



ずるずると引き延ばす
どうも風邪が治りきらない、10月の最終週。
熱があるとか、ダルくて動けないわけじゃないんだけど、やっぱり本調子ではない感じがずっとしている。
しっかり休息、しないといけないんだろうなぁ。
なまじ動ける分、普段どおりの生活や仕事をしてしまうとこうなる。
今やってる曲が終ったら、しばらく休もうかな。。。なんて思うんだけど、やり掛けで完成してない曲が他にいくつもあって、それを放ってしまうのも気持ち悪いので結局ズルズルやってしまうんだろう。笑
もっとサクサク進めていければいいんだけどね。スキルと効率化、もっと頑張らなくては。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
カバー曲について考えてみた
10月も後半に入って残り僅か。
関東は穏やかな天気ですごく気持ちの良い週末だけど、あっというまに冬になって寒くなるんだろうな。


カバー曲について最近色々と考えている。
自分のオリジナルの曲ではなくて、誰か別の人の曲を自分で演奏したり歌ったりするアレだ。
みなさんはアレについて、どういう印象やイメージを持っているだろうか?
カバーアルバムなんてCDがリリースされたり、カバー曲からシングルヒットが出たりして、カバーというアーティスト活動(?)そのものは、もう随分市民権を得ているというか、普通のことになっている。
というか、そもそも歌手やアーティストからすると、カバー曲を演奏することの方が、オリジナル曲をやるよりも歴史がある。
誰だって、最初は別の誰かの曲をカバーするところから始めて、ミュージシャンや歌手を目指すだろうし。
ビートルズだって、最初はカバーしかやらなかった。デビューするまでオリジナル曲なんて一曲もなかった!
自分達の演奏する曲を、自分達で作るなんてビートルズがやり始めたようなもんだろう。
そこから50年以上経って、今はメインがオリジナル曲であり、その派生としてカバーがあるような感じがある。
時代も随分変わったというか、やっぱりビートルズって凄いよなぁ。

カバーといってもやり方が色々あって、元の曲に忠実にやる場合もあれば、自分なりのアレンジを加えてやる場合や、完全に元曲の原型を留めないカバーもある。
後者はよほど上手くやらないと、オリジナルの方を好きな人たちから嫌がられる傾向にあるけれど、元曲を忠実に再現した場合でもコピーとかパクりと言われたりして、意外とそのさじ加減が難しい。
音楽をやり始めた頃のアマチュア的精神に立ち返れば、やはり元の曲を出来るだけ忠実に、そのニュアンスを含めて「コピー」するのが、カバーの王道だと個人的には思う。
アレンジを加えちゃうとどうしても元の曲の良さは失われてしまうような気がするし、そもそもそれはリアレンジ、リミックスに近い行為だ。
歌い手や演奏者が違うだけで、どうしたって100%同じにはならない。完全コピーというのはどんなに目指しても完全にはならない。
だからその曲に対するリスペクトも込めて、出来るだけアレンジや演奏を忠実にカバーするのが、僕が思うところの「カバー曲」。
稀にそのクオリティが素晴らしくて、オリジナルを越えた!なんて一部の人には言われたりする、それはそれでサプライズだと思う。

さっきも言ったように、音楽を始めたばかりの頃は、ほとんどの人が「カバー」から入ると思う。
中にはいきなりオリジナル曲を作って歌ったりする人もいるのかもしれないが、やはりそれは珍しいし少数派だと思う、多分。
ていうか、ミュージシャンや歌手としてスキルアップしたいなら、絶対にカバーからやった方がいい。絶対に。
大事なことなので2回言ったけど(笑)、やっぱり始めたばかりやアマチュアの頃はスキルもアイディアもないわけで、それに対してCDやレコードとしてリリースされている楽曲は、自分よりもずっとずっとキャリアや能力のある人が複数人で精魂込めて作ったりしてるわけだ。
だからそれはアイディアや技術の宝庫であるし、それを出来るだけ詳細に聞いて、分析してカバーすることは、あらゆる意味でスキルの上達に繋がる。
これはアマチュアの頃に限った話ではなく、実際プロになってもやぱり他人が作った曲をカバーして、分析することはめちゃくちゃ勉強になる。
まーオリジナル曲って自分が好きなように作れてしまうし、それが唯一の正解になってしまうから、簡単と言えば簡単なんだよ。
それよりも、他人が作った曲を詳細に、極めて細かいディテールまでカバーしようとすると、「ここはどうやってるんだろう?」「どうすればこんな音が出るのか?」といった疑問に必ずぶつかるわけで、そこをクリアできるかどうかで、持っている音楽的能力を測ることが出来る訳だ。
オリジナル曲ばっかり作ってると、なかなかこの感覚は味わえない。ある種ゲーム的なところもある。クリアする!みたいな。

というわけで、僕はオリジナル曲を作るのと平行して、人が作った曲のカバーもちょくちょくやっている。
この場合、自分のスキルアップのために徹底的に細かい所まで真似するので、カバーというよりもほとんどコピーに近い。
しかも最近は、この前も書いたようにバックの演奏を人間による生演奏ではなくて打ち込みで作っていることが非常に多いので、この場合は使っている音源さえ特定できれば、文字通り完全コピーすることも不可能ではない。
まぁ、肝心の歌は違う人が歌う以上やっぱり難しいけどね。
でも声真似、モノマネで本人そっくりに歌える人もいるから、そういうスキルがあればかなり近いところまで可能なのかもなぁ。
エンターテイメントとしてのモノマネではなくて、いわゆる声帯模写のような、声や歌い方をそっくりにやる能力に、僕は結構昔から強い関心がある。何でだろう?笑
でもそもそもアゴの骨格や声帯周りの筋肉のつき方が同じでないと、どう真似したって似ている声は出ないからなー。

こんな事を熱く語って、情熱を傾けてどうするの??という気もする。
そもそも、何故か分らないけどJ-POPの風土では他人のカバーはあんまり歓迎されない。人気があるように思えない。
オリジナル曲至上主義的なところがあるのだろうか。
カバー曲でブレイクした人って、なかなかその後にオリジナルで評価されない感じしない??
まぁそういう人はもともとオリジナルでやっても評価されなかったから、カバーをやってみたら評価されるようになった、という側面もあるが。。。
あとカバーは、結局いくらやっても自分のお金にならない。という非常にシビアな面もある。
どんなにヒットしても、それだけではアーティスト活動が成り立たないからかなぁ。
本気でカバーに取り組んでいます!ってあまり大きな声で言えないのはこの辺にあるのかもしれない。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
消えるインスピレーション
朝起きた直後が一番モチベーションが高い気がするのは何故なんだろう??
僕は結構寝ているときに夢を見るのだけれど、それが起きた後も少し影響しているというか、朝起きた直後についさっきまで見ていた夢からインスピレーションを得る時がある。
でも分ると思うけど、すぐそれをメモするなりなんなりしないと一瞬で忘れるんだよね。。。
シャワーを浴びて、朝食を食べて、このblogを書いたりしてると、もう完全にそのインスピレーションは消えてしまっている。
もっと早くから、7時くらいから作業始めたほうがいいのかもな~。
でも曲作る時って結構な音量でやってるし、やっぱり周囲の人を気にしてしまうから、よっぽどのことがない限りは朝早くはやらないようにしている。
こうして今朝もモチベーションは失われていく(笑)
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
合唱団ひとり
風邪を引きかけている。「完全に風邪引いた」レベルまではまだいってないのが救いだ。
大体、空気清浄機と加湿器をフル稼働している部屋に一日中閉じこもってるのに、どうして風邪を引いてしまうか謎だ(笑)
とりあえず薬を速攻飲んで安静にしつつ、やっぱり今日も篭って作業することにする。

日曜日のノリノリだったミックス作業は、朝8時くらいから初めてほんの3時間くらいで終了。
今はアレンジしながら、打ち込みながら同時に各楽器のバランスを取ってミックスもしつつ進めるスタイルが主流なので、いざミックスするぞ!ってなっても70%ぐらい既に出来上がってることが多い。
これは僕だけじゃなくて、ほとんどのアレンジャーがそうだと思う。
ミックス作業そのものに掛ける時間は昔と比べて確実に減ってきているんだよね。これから先はどんどん少なくなっていくと思うなぁ。
残念といえば残念だけど、これも時代の流れとテクノロジーの進歩だと思うしかない。
ミックスやりたかったら自分で曲作ってアレンジしろ!てことだ。

ま、そんなわけでアレンジをやってカラオケが出来上がった時点で大まかなバランスは取れているので、メインの作業としてはそのオケと歌のバランスをとるというのが中心になる。
やっぱり歌だよなぁ。歌モノ曲である以上、歌がどういう風に聞こえるかが一番大事なわけで、楽器同士の細かいバランスよりも歌が上手に、バランスよく聞こえてくるかどうかの方が百倍くらい大事だ。多分。
最近の僕が作っている曲は、メインの歌に加えて3声、ないしは4声くらいのハモリをつけてることが多い。
これもいつかblogで書いたけど、自分の声だけでざっと10人以上が同時に歌っているわけだ。
もちろん全部自分ひとりで歌っている。信じられない!そんなことしているの山下達郎くらいだと思ってたのに!笑
本当は、コーラスやハモりは自分じゃなくて他の人が歌った方が、ミックスのバランスは良くなる。
自分の声だけだと、どうしても周波数帯が同じになって重なってしまうのよ。
ジャニーズとかAKBとか、ああいうグループというのはちゃんと複数人数で歌うことでああいう感じになる。
別にメンバー全員が歌う必要もないんだけどね笑。メインボーカル+あと一人か二人くらいいればベストだ。
バンドの場合もこの辺は難しくて、ボーカル以外のメンバーがハーモニーを歌えれば、やっぱり厚みのあるサウンドになる。
でもボーカル以外の人は全く歌えない場合もあるし、B'zみたいな編成の場合は、やっぱりボーカルの人が一人で多重録音することになる。
稲葉さんみたいに個性のある声だと、逆に他の人がコーラス歌っても全然混ざらなかったりする。
多分ボーカリストやバンドによって、色々な方法論や意見が分かれるところだ。

僕は自分の声が個性的だとは思わないけど、あんまり他の人と混ざる感じでもないんだよなぁ。
今は仕方なくというか、なりゆきで一人多重録音する方向でやっているけど、これをバランスよく聞かせるスキルは大分上がってきたと思う。
プロのアレンジャーでも多人数ハモリを作るのが上手い人、好きな人は結構いるけど、実際に自分で全部歌っている人は少ないと思うな~。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
日曜日が一番アガる。
土日はゆっくり、なんて思っていたけど、昨日も今日も6時前にばっちり目が覚めている。
集中力があって、テンションが高まっている状態だ。イイね。
特に今日は、朝ごはんを食べてこのblogを書いたらすぐに昨日の作業の続きをやる。歌録りも全て終って、これからミックスに入るというところ。
結局のところ、ミックス作業に入るあたりが一番テンション上がるんだよね。なんて分りやすいんだ(笑)。
ミックスが終れば曲が完成するということだし、一番得意で悩まないのがミックスだし、まぁ作業自体も好きなんだろうな~。
曲作ってる時はまだまだ完成形まで遠いし、どんな風になるのかな~って思いながら模索する。
アレンジしてる時は、とにかくアイディアが浮かばなかったり、上手くイメージ通りにならなかったり、作業のスピードが一番落ちるからイライラしてくる(これを乗り越える為にアッキーに電話するw)。
歌録りになると、これまたイメージ通りに行かなくてイライラもするけど、曲の完成はかなり見えてきているのでモチベーションは高い。やってやるぜ!みたいな感じ。
で、昨日そこまでを終えて、今日からミックスをやるんだけど、もう全体の構成も出来上がってるし、歌も乗ってるし、ほぼどういう仕上がりになりそうかは見えている。
だから朝から非常にモチベーションが高い。
このサイクルで上手く回っていけばいいんだけどな~~~。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
歌の未来
もう日中の最高気温が20度までいかなくなってきた。
寒い。急に寒すぎないか東京。まだ心の準備が出来ていないぞ。笑
この週末は衣服の衣替えでもしないといけないかしらね~。

この前の曲つくりのプロセスの中に、「歌録り」を入れるの忘れてた。
うっかりアレンジ・編曲の中に含めてたけど、実際はめちゃくちゃ大事だし、大きなプロセスの一つだよね。
歌もの曲の場合、作詞作曲とおなじぐらい重要かもしれない…少なくともミックスよりは絶対重要だと思う(笑)
どうしてもミュージシャン、エンジニア目線で音楽を考えるとこういうところが抜けてしまう時があるな。反省。

編曲→ミックスの工程の間に、当然「レコーディング」というものがあると思うんだけど、近年の音楽製作ではこのレコーディングがどんどん少なくなっていて、実際の所レコーディングしたのは歌だけ、あとは全部打ち込みで完成って曲は山のようにある。
打ち込みっていうと、なんかカラオケBOXの音とか、着メロみたいなやつを普通は想像すると思うんだけど、実際はそうじゃない。
どんな楽器、ジャンルであろうとも、打ち込みの上手い人が本気で時間をかけて打ち込んだら、生でレコーディングした楽器と聞き比べても判別は出来ないだろう。
ドラム、ギター、ベース、ピアノ、弦楽器管楽器etc...全て打ち込みの音は生演奏と遜色ないレベルまで到達している。
これはもう俺は断言できちゃう。「そんなことない!」って言う人は一杯いると思うけど笑。

だけど、「歌」だけは打ち込みじゃ無理だ。これは実際にその人が歌ってレコーディングするしかない。
ボカロを使えば、歌もレコーディングせずに歌モノを完成させることは出来るけど、あれはやっぱり歌じゃないと個人的には思うし、ボカロ曲はボカロ曲であって、インストみたいな括りだと思うんだよね。
活舌とか言葉のニュアンスなんかは、これからテクノロジーが進歩してどんどんリアルに、人間の声に近づいていくのだろうけど、結局声そのものは全ての人が違うキャラクターを持っているわけで、人工音声やボカロ的なテクノロジーがどんなに進歩しても、それを全てカバーすることは不可能だ。
ある一人の人間の声帯を完全にシミュレートして、打ち込みで本物そっくりに歌わせる、みたいなことは将来出来るかもしれないけど、それはそのシミュレートした一人の声であって、別の人、別の性別や別の年齢の声を出すことは出来ない。
そうなると、初音ミクみたいにボカロやテクノロジーの一つではなく、独立した一人の歌手(?)というか、キャラクターとして捉える方向になるんだろうか…?
なかなか奥の深い話だ。

思いっきり話が脱線したけど、要するに歌のレコーディングだけはこの先も99.9%なくなることはないし、音楽作りの工程の中でもめちゃくちゃ大事だって話。
自分自身、歌を録ってる時が一番楽しいかもしれない。難しいし上手くいかなくてイライラすることも多いけど笑。
歌が上手くなる為に色々な曲を沢山作って、それを歌うというのもアリかもしれない。

このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
冬が近づく
もう10月も半分が過ぎて、いよいよ年末を感じさせる雰囲気になってきた。
今日は東京も冷たい空気が流れていて、11月か?みたいな気候だ。
いよいよ冬だね~~。

昨日のblogの続きだけど、やはり曲をアレンジ・編曲する技術がまだ足りていないし、習慣化しているわけでもないので、そこで悩んでしまったり止まったりするのかもしれない。
作曲や作詞とは別に、アレンジだけでやろうとするとそんなに悩まず、すんなりいく事もある。
多分使っているアタマの部分が違うのか、延長線上でやろうとするからダメなのかなぁ?
まぁ自分で思っているよりも引き出しがずっと少ないのもある。あれもこれもやろうと、頭の中で思いついたとしても、それを形にする能力がない。
本当は色々出来るようになるより、自分が得意なことや好きなものを突き詰めた方が良いとは思うんだけどね。
努力と練習あるのみだな~~と思う。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
あらためて曲つくりについて考えを整理する
数日間blogを書かないと、blogを書く習慣自体が薄れてしまってさらに書けなくなってしまうという「blogあるある」。
こういう時は過去に書いた自分のblogを見直してモチベーションを取り戻すんだけど、やっぱり何年か前の同じ季節に同じこと書いてたりするんだよね(笑)。
秋は飽きっぽくなる季節なのだろうか?心境が色々変化する時期なのかも??

今年になってから、突然覚醒したように曲を作るようになったワタシ。
今の時点で既に80曲近い曲を今年書いているけど(あ、でも昔のボツ曲から拾いなおしたりもしてる)、驚くべきことに去年の同じ時期には全くそんなことはしてもいなかったし、やろうという気さえなかった。
別に自分を変えるような大きな出来事が2015年初頭にあったわけでもないし、心境についても去年と今と、そんなに違いがあるように感じない。
ただただ、「曲を作ることが習慣化した」というだけの話だ。習慣だから、作っている。作らないとなんか気持ち悪いというか、精神的に不安定な感じになる。
朝、歯磨きをしないでそのまま一日過ごすみたいな感じだ。
こういう習慣作りというか、それにしたがって自分が無意識に行動できるのは、すごく良いことだと思う。多分それを今年になって気付いたということなんだろう。

だけどその一方で、習慣化した行動は惰性や無気力をはらむ場合がある。
再び歯磨きの例を出せば、毎日歯磨きをしているとはいえ、その事に意義を感じている人は少ないと思うし、「今日は歯磨き上手くいったぞ!」と自分の自尊心を高められる人はほとんどいないと思う。もしいたら可愛いけどw
要するに何も考えずにやれるようになると、その行動について何にも感じたり、思ったりしなくなる(ニュアンス難しいな。。。)。
僕にとっての曲作りも、最近そんな風になっているような気がしてならない。
曲を作ることは出来る。もう習慣化してるから、悩んだり苦しんだりしない。でもそれって意味ある??

一言で曲を作るといっても、大まかにいってプロセスがある。
①メロディと和声(コード)を考えて作る。それが作曲。
②歌モノの場合は歌詞を考えてつける。それが作詞。
③アレンジ・編曲をする。①と同時にやる場合もあるが、分けてやるのが一般的。
④バラバラに作られた歌や楽器やトラックを、ミックスする。
みたいな感じだろうか。
これを全部一人でやるか、分担してやるかはともかく、全てが曲作りのプロセスとして欠かせないもので、これらをやって初めて曲が出来る。
昔は①の部分だけで「曲作り」って言えたんだけどねぇ。現代は①~④まで全部やらないと曲作りとは言えないんじゃないかなぁ。

僕が今年になって習慣化させたのは①のプロセスで、そのあとすぐに②も習慣化することが出来た。
昔は①だってそんなにやらなかったし、②に関してはやる度に血を吐くような(笑)苦しみを感じていたのも事実だ。
それが何にも考えずにパパっと出来るようになった、今年。
僕が一番得意として、実際にそれでお金も稼いでいるのは④だ。世間的に僕は④をやる人としてポジショニングしている。
でも④は、①~③までがあってこそ、初めて存在するポジションだ。①~③がないのにいきなり④の作業がある、ということはあり得ない。
だから、プロセスの中では上に(最初に)なるほど重要というか、楽曲のコアとなる部分を担っている。
で、①をやる人は③や、④をやるように段々なってきている。出来るかどうかはともかくとして、やらないといけない状況になってきている。音楽業界も縮小しているので。
シンガーソングライターは勿論②もやる。でもどちらかというと①と②は分担されるケースが多い(何故かはよく分らない。。。)

自分が好きで、楽しくやれるのは④だけれど、①と②も苦しまずやれるようになった。
とすると、やっぱり僕がつまづくのは③ということになる。つまづくというか、楽しくないというか。
アッキーは③のプロフェッショナルだけど、①や②もやる時があるし、④も日常的にやっている。
一般的にいうと、音楽のプロフェッショナル、プロミュージシャンというのはほとんど③の人を指す。
アレンジャーや編曲家でなくても、ミュージシャンもやはり③に携わる仕事だから。
だから音楽で食べていきたい、ミュージシャンになりたいという場合は、必然的に③の技能を高めることになる。
①や②ではないのだ。一番コアな部分でありながら、この①と②のプロセスだけではどうにもならなかったりする。
まして④だけでは…。いやでもミックスて大事なんだけどねものすごく!笑

なんか自分でも何を書きたいのかよく分らなくなってきたけど、多分こうやって体系的に整理したいのだろう。
そのぐらい今の自分は迷っているし、何をしているのか、何をすればいいのかよく分らなくなってきている。
これも習慣化させたことが一つの原因だ。
そんな事を考えながら、今日も僕は曲を書いている。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
3連休
三連休のど真ん中。東京はちょっと生憎の天気ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
特にどこかへ出かける予定もないし、ここぞとばかりに曲作りなど進めたいところなんだけど、どうにも上手くいかない。9月からずっとこんな感じ。
曲書くだけならいくらでも書けるんだけど、実際今月入ってからはすこし方針を変えて既に7曲くらい書いたんだけど、何かがしっくり来ないというか、ハマらない。
う~~~~む。
悩んでないで、やらないと何にもならないんだけどね。やっぱり楽しいこととか、身になることとか、それをやることで「何か」意味を感じられることじゃないと、例えば今みたいな感じで習慣的に(?)曲だけ作り続けても、どうなんだろうなという気はする。
自分が納得するような、本当に意味のある曲だけを時間を掛けてやる、というのも9月に試してみてあんまり意味を感じなかったしなぁ。
もっとパパッと悩まずやれるように訓練する必要があるのかも。
そんなことを考える3連休であります。
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事