だから、生きる。
先週の大雨の被害が今も続いている北関東や東北のみなさん、本当にご苦労様です。
さすがに数日で元に戻るとは思わなかったけれど、復旧には想像以上に時間がかかるかもしれない。
そんな中、国会やその周辺ではまもなく採決される安保関連法案を巡り様々な動きが。
色々なニュースが絶え間なく入ってきますな。。。




先週末に読んだ本。さくっとご紹介。
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「だから、生きる。」 つんく♂ (著)

テレビ等でも沢山宣伝されて、Amazonの売上ランクも1位とのことでめちゃめちゃ売れているようです。
僕もハードカバーの本(主にノンフィクション、小説はほとんど読まない)を年間100冊以上読んでますが、今年のベスト3に確実入ります。
僕がつんく♂さんの大ファンだということを置いておいても、素晴らしい内容。お勧めです。

内容については、喉頭がんを告知され、さまざまな治療や回復方法を模索しながらも、ついには自分の生命と家族との未来を守るため、がんに冒された声帯を全摘出する、という闘病にまつわる手記がメイン。
その過程の中で、過去のバンド時代のエピソードがあったり、ハロプロのプロデューサーとしての音楽製作の話があったり、現在の奥さんとの出会い、そして子供を授かってからの家族とのエピソードが綴られている。
メインはやはり病気のこと、そして闘病を支えてくれる家族とのことだ。音楽製作に関わる記述はそこまで多くは無い。
特にモーニング娘。のような、具体的なハロプロのグループに関する記述はほとんど無い。あ、でもジャニーズのTOKIOについてのエピソードは結構ある(笑)

闘病の部分については、思っていたよりもずっと壮絶なものだったが、悲壮的でネガティブな感じはなく、またいわゆるお涙頂戴的な感動話に仕上がっているわけでもない、とても冷静かつ力強い文章で「生きる」ことへのポジティブな思いが淡々と書かれており、読んだ人が前向きな気持ちになれる素晴らしい内容だった。
やっぱり歌詞とか文章を高いレベルで書ける人が、人生の生き死にを賭けた自分のリアルについて書くと、ここまで緊張感のある深い文章になるんだなぁと感じる。
いやぁ、本当にすごいです。

一番最後にあとがきとしても書かれているけど、この本で一番伝えたいことは「自分の身体のことは、自分が一番分っている。それをもっと信じた方が良い」ということなのかもしれない。
病気になったとき、適切な病院や医師の元で治療を受けることはとても大切だ。お医者さんと一緒になって病気と闘うことは本当に大事。
けれども、自分の身体の不調や不具合について、一番よく知っているのは「お医者さん」ではなく、自分自身だ。
お医者さんが○○と言っているから、○○なんだろう、と思考停止してはいけない。
自分自身をもっとよく観察して、肉体や健康の変化を感じること。
何かおかしいかも?と感じた時の、その「直感」をもっと信じること。そのサインを見逃さないこと。
本ではこのことを何度も何度も触れて、書かれていた。
それをもっとちゃんとやっていれば、もしかすると…という思いが、つんく♂さんの中に強くあるのだろう。
生きる、ということについて深く深く考えさせられた。是非読んでみてください。


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