女が喜ぶと書いて「嬉しい」。これを考えた人はきっと、イケメン。
2月も今日が最終日。もう3月になってしまいますね~はやっ。こうして今年ももう終わるんですね…みなさん、今年一年はいい年になりましたでしょうか(笑)






先ほど自分の日記を書いていてふと以下のようなフレーズが脳から指先へ、指先からボールペンを使ってノートへと書かれたのですが、

「自分がやられて嬉しいことを他の人にする、自分がやられたら嫌なことは他の人にしない」

という、まぁシンプル極まりないフレーズを無意識に書いていたんですよね。あ、無意識っていうのは、僕が日記を書くのは完全に自分の意識と切り離した状態で、ただその時浮かんできたことを速記状態でぴゃ~っと書きなぐっているだけなので、何か出来事があったとか、色々最近考えてて、とかじゃなく、何にも無いところから上記のようなフレーズが突然書かれたわけです。「書いた」んじゃなくて「書かれた」。

で、どこぞの自己啓発本にでも書かれているような、とてもありふれた内容であり、当たり前じゃんって思うんだけれど、それでもやっぱりこれこそ真理だよなーと思ったのです。これだけやってれば100%成功できるよ。誰でも。でもこれって、難しいんだよね~。





メールの返信とか、ブログの更新とか、めちゃめちゃ些細なことだけど、やっぱり上の法則は当てはまって。メールの返信って、無いよりはあった方が、大抵の人は嬉しいじゃない?多分だけど(笑)。で、遅いよりは早い方が、これまた嬉しいと思うんだよね。根拠はないけど、なんとなく。でも俺、返信遅いとき、どころか返信しない時だって山のようにあるし、それでいて、仕事やお金が絡むメールの返信が相手からなかったりすると、やっぱり「ちっ」って思っちゃうし。相手が嫌なことを自分でしてるから、自分も嫌なことを相手からされてるんだよね。きっと。

嫌なこと、だけじゃなくて、嬉しいことに焦点当てて考えてみると、俺が他の人からされて嬉しいことは「仕事を貰う」こと。いろいろ嬉しいことは沢山あるけれども、やっぱりフリーランスですんでこれが一番嬉しい(笑)。なんだけど、俺から誰かに「仕事をあげる」ことって、滅多にないんだよなぁ。大抵一人で全部やっちゃうし、誰かに頼むか、頼まないかで実入りも違ってくるわけで、そう考えるとつい一人でやっちゃう。というか、他の人に仕事振れるほど沢山ないんだけど(笑)。

でもその仕事に対する考え方がきっと間違っていて、自分が出来るとか出来ないとか、他の人にあげるほど沢山あるとかないとか、そういう事じゃないんだよ、きっと。仕事振ってくれた方が自分は嬉しいんだから、自分も誰かに仕事を振るべきなんだ。アッキーなんかはホントに良い例で、彼は俺にも仕事を振ってくれる。おそらく他の友達や知り合いにも振ってるだろう。彼がそれらを自分ひとりで出来ないのか?と言われれば、絶対出来るはず(大変だろうけど)。でも彼は他の人に振る。彼の周りの人達(含む俺)は喜ぶ。そうすると、彼はいろんな人から好かれて、完成させた仕事の質やスピードが信頼されて、さらに多くの仕事を得る。素晴らしい!

また話は全然変わるけど、僕は近所の老人ホームやら介護施設やらで、かれこれ4年くらいボランティアをやってるんだけど、誰かに「ボランティアやって」と頼まれたからやってるわけではない。こういうことをやってあげたら爺さん婆さん達に喜んでもらえるだろうな、と思ったのがきっかけだから、それだけで今もほどほどにずっとやってきた。そうすると、彼らから食べ物を貰ったり、人を紹介してもらったり、お礼という形でお金を貰ったり、結果的に僕も沢山のものを頂いている。

こういう例は本当にいくらでもあるのでキリがないけれど、シンプルに言ってしまえば「他人が喜ぶことをしていればそれは自分に返ってくるし、他人が嫌がることをすればそれも自分に返ってくる」という事なんじゃないか。このことを80歳過ぎた爺さん婆さん達に「どう思う?」聞くと、必ず「それは本当にそうだよ~」って言うんだよね。戦争とか高度経済成長とかバブルとかバブル崩壊とかいろいろ経験してきた彼らが、ほぼ100%それは「真理」だと言う。だからといって、老人はみんなそれが出来ているかというと、全然そんなことはない。分かっていても、出来ない。そのぐらい難しいことなんだろうね。





語りだすといくらでも長くなりそうなのでこの辺で(笑)。まーでもホント、そういう風に生きられたら良いよね。来月はもう少し、今よりも良い未来になりますように。ではまた。
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KORG KRONOS Xと付き合うことにした。~導入レポと感想~
前回blogからの続き。9年の長きに渡って連れ添った恋人、YAMAHA MOTIF ESと涙のお別れし、僕が考えに考え、悩みに悩み、ついに新たに迎え入れたあたらしい恋人がこちら!!


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KORG KRONOS X 88 でございます。


アフェリエイトやってないのに何故かAmazonのリンクとか張ってみる(笑)。ま、こんなやつですわ。





悩みに悩んで、と言ってますが、実のところこれが昨年新発売されたから、今回のシンセ替え=恋人チェンジに踏み切ったわけです。なので、他の機種とはそれほど比較していません。強いて言うならKarzwell PC3K8も選択肢の一つにはあったんだけど、いかんせん国内で使っている人が少なすぎるし、そもそも代理店も含めてどこで売ってるんだか良く分からないくらいマイナーなので笑、やっぱりKORNOSかなと。

YAMAHA MOTIFから買い替えする際に、一番大きな変更点であり、一番大事だったのは「フルスケールのピアノタッチ鍵盤であること」。知らない人に説明すると、シンセサイザーの鍵盤はいわゆるシンセ鍵盤と呼ばれるプラスティックの薄くて軽いペコペコした(?)鍵盤と、アコースティックピアノの形状とタッチに似せて作ったピアノタッチ鍵盤の2種類あって、通常シンセは前者のシンセ鍵盤の方がメインなんだけれど、より鍵盤数の多い(その分大きくて重い)モデルになると、シンセ鍵盤ではなくピアノタッチ鍵盤が搭載されてるのが一般的。

単純に言うと、アコースティックピアノと同じ弾き心地で弾きたい場合は、大きくて重い(かつ値段の高い)ピアノタッチ鍵盤のものを選ぶ必要がある。必ずしもピアノタッチなら良いわけではなくて、シンセ鍵盤の軽さだからこそ弾けるフレーズや、そっちの方が向いている音色もあるので、まぁ同じシンセでも鍵盤によって別の楽器と言えるのですが、どっちを取るかは結構悩むところ。

以前使っていたMOTIF ESはシンセ鍵盤で、もちろんこれでピアノの音もそれ以外の音も何でも出るんだけど、ピアノを弾く、という感覚からすると、小さい頃からアコースティックピアノを弾いて練習してきた自分からすればちょっと違和感があったの事実。だから、ライブ等でもシンセはMOTIFで、ピアノを弾くときはもう一台ピアノタッチの鍵盤を別に用意して、2台でずっとプレイしてました。懐かしいな~。

演奏のフィーリングを重視しつつ、ライブなどでの効率を考えれば、この「シンセ鍵盤+ピアノタッチ鍵盤の2台弾き」が一番合理的だと、当時は思っていた。多分今でもそういう風に考えてるキーボーディストは沢山いると思う。ですが、ここ数年でトレンドは若干変化していて、1台で完結するスタイルをとるプレイヤーも出てきてる。僕自身も、ライブをやらないなら家に何台もシンセを持つ必要はないし、仮にライブをするとしても、以前のように複数代じゃなくて1台で出来ないか?その方がミュージシャンとしてカッコいいんじゃないか?と思っている。

そういう「1台で全部をまかなえますよ」的なシンセをワークステーションシンセと言うんだけど、各楽器メーカーが(といっても5社ぐらい)が自社の技術を結集して、フラッグシップとして発売してるシンセがそれぞれあり、その中で現在ずば抜けて高い評価と実力を兼ね備えているのが、このKORGのKRONOSなわけです。あー説明が長ったらしい(笑)。




実際に楽器屋さんで弾いてみれば分かるけど、好みはあれど、KRONOSはスペックの面で他より明らかに1歩上にいるので、今新しくシンセを買うならこれしかないよね、というのがキーボーディストの間ではまぁ当然の事だと思う。実を言うと、2003年ぐらいの時はYAMAHAのMOTIFがまさにそんな感じだった。他のメーカーや他の機種を圧倒的に突き放した凄いシンセ、って感じ。だからあの時僕もすぐ買って、それでライブや制作もバンバンやった。その後MOTIFも後継のモデルが出て、僕の持っているバージョンよりも確かちょっと良くなってるんだけど、「圧倒的に違う」という感じじゃなかった。少なくとも、何十万円という投資をして得られるほどのメリットを僕は感じなかったし、だからこそ9年もMOTIF ESで十分満足していた。

で、2012年にこの新しい子(KRONOS)が出たときに、さすがにこれは今の子(MOTIF)よりも圧倒的に良い、というのはすぐ分かった。プロのキーボーディストはどんどんこっちに乗り換えてたし、僕もライブをやってる身ならすぐ替えただろう。けどライブやってないし、彼女(MOTIF)に不満はないしなぁ…とちょっと出遅れてしまった。なんだけど、半年くらいいろいろ葛藤があった後(どっちの機種が良いか、じゃなくて、ミュージシャンとしての自分の悩み)、やはり今回の決断をしてこの子と付き合っていくことにしたのです。

実際に買って使ってみて、やっぱり良かったと思えるのは、ピアノを思う存分弾いて楽しめること。今あるシンセサイザー、電子ピアノも含めて、ピアノの音は一番良いと思う。弾いてて楽しい気持ちになれる、もっともっと長く弾いていたいと思えるのは、グランドピアノ弾く時に良く思うけれど、シンセを弾いていてそう思えるのはすごく大事。それをクリアしてるのはこのKRONOSとKarzwellくらいじゃないかと思う。もちろん、ピアノ以外の音色もすごく良い。鍵盤のタッチもいい。なんていうか、細かいところ全部の平均点がすごく高い。結果的に、今一番総合力が高いシンセであることは間違いないです。

でも買ってみて初めて分かった不満も何点か…まず、起動時間遅すぎ!KRONOSはシンセサイザーとしては初めて、SSDドライブとCPUを積んだ「ほとんどパソコン」みたいなシンセなんだけど、それにしても電源オンから音が出せるまでの時間が長すぎる。ウチのPCの方が全然早い。あと、内部のSSDを冷却させるファンの音がうるさい。これみんなスタジオで使ってて気にならないのかな??ウチのPCの方が全然静か。なんかそういう「楽器や音と関係ない部分」がちょこちょこ不満。スイッチが安っぽいとか(笑)。

まぁでも、現状これ以上のものは他に無いことも十分分かっているので、しばらくはこの人と付き合っていくと思います。一緒にいて楽しい、ワクワクするってのが一番だよね。自分の使う楽器って、自分で作ってるわけじゃないから決して「子供」とか「家族」とは違うぞ。むしろ恋人だよ。俺の場合なら彼女。指先で時に優しく、時に激しくタッチしまくるわけでしょ?どう考えてもこれは「彼女」だ(笑)。

ギターやベースもやっぱり「彼女」だよね。「抱いて」るわけだし。ドラムの場合は…叩いたり踏んだりするわけだから、彼女だったらちょっと可愛そう(笑)。いずれにしてもミュージシャンは自分の楽器を1本、1台では無くて複数持ってるのが当たり前だから、決して自分の恋人に一途ではないわな。うん。て、何の話だ!?まーそういうわけで、新しく買ったシンセについてでした。

ではまた。



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さよなら、大好きな人。
今月は初のblog更新です。冬季うつの真っ最中であります。ヤフトピにもなるぐらいだし、結構メジャーになりつつある冬鬱ですが、ここ数年この時期はまーこんな感じですよね。早く暖かくなって欲しいですね。



そんな冬鬱の原因ではないかもしれませんが、今月はプライベートでちょっとした出来事が。9年間共に暮らしてきたが、ついにお別れしてしまいました。。。












画像 030
YAMAHA MOTIF ES でございます。




2003年に発売と共に買って、このシンセと共に全国各地のツアー、何本ものワンマンライブ等など、バンドやってた時の思い出のほとんどは、この楽器と共にありました。ここ5年間はこれでライブを一切やっていませんが、自宅での作曲、アレンジ用のマスターキーボードとして使っていましたので、本当に本当に長い間、僕の音楽生活はこのキーボードと共にあった。

とはいえ、一方で発売から既に10年。同じYAMAHAからはこれの後継が既に2世代出ており、シンセとしては3世代前の旧型です。バンドやってる時はこれで何の不満もなかったし、マスターキーボードとして使う分には十分なものなので未だに不満は無かったのですが、今はもっとスペックの良いものが出ているのも事実。もし今ライブをやっていたなら、これを使うことはないでしょう(もっと新しくてスペックの良いやつを買う)。

また去年あたりに他社メーカーからかなり良いシンセが発売されて、正直そっちを使いたいという欲求もありました。新しいのを買ってそれを使う分には問題ないんだけど、使わなくなったこのMOTIF ESを、ただ思い出の為にとって置くほど家にスペースも無いし、全然弾かない楽器が家にあるというのも個人的に嫌だったので、散々迷った結果、この人とお別れすることにしたのです。




なんか同じことを前ブログに書いた気がするんだけど、シンセ、キーボードってギターやベースと違って、楽器ごとの愛着とか、使ってる年数によって音が変わって来て個性になる、みたいなのが全く無いんですよね。ギターやベースはやっぱり木で出来たアナログな楽器なので、使えば使うほど音が変わって、愛着も出てくる。一方シンセは純粋な電子楽器なので、愛着はともかく使えば使うほど味が出るとか、ビンテージになるってことは無いのです。ただ古くなるだけ。パソコンとか携帯電話と一緒で、どんどん高機能の新製品が出てくるので、大体数年間隔でどんどん最新のに乗り換えていくのが、正しいプロ・キーボーディストのあり方だと思うんですよ。

むしろね、10年前のシンセを未だに使ってる、それよりバージョンアップしたのが出てることを知りながら、ってのは、お金ないのかな?とか、本当にプロなのかな?っていう風に僕は思うタイプで。だから、新しいのを買いたい、使いたいという気持ちはここ1、2年ずっと思ってたんだけど、スタジオ機材と違って鍵盤シンセってのはとにかく場所を取るんで、次から次へと新しいのを買うわけにいかないし、どーしよ~と悩みまくってました。

でもね、やっぱり使わないシンセが家にあるってのは物理的にも、心理的にも嫌だなって思ったし、よくよく考えるほどに、このシンセをずっと持っておくことが、なんか過去の自分(バンドやってた時の)に縛られてるような気がして。てかそもそもライブもやってないし、俺ってキーボーディストなのかな?とか考えたりして。作曲やアレンジするだけなら、キーボードなんて本格的なシンセじゃなくても良いし、Mixならマウスだけで十分出来ちゃうから。





今、多分僕は鍵盤ミュージシャンとしての微妙な状況にいて、鍵盤楽器が家に無くてもなんとかやっていける、ライブもやっていない、という「あれ?俺ってミュージシャンなの?」みたいな状態なんですよね。正直に告白するけれども、アレンジ、作曲、ミックス、どれも高級なシンセサイザーが必要なわけじゃない。でもそこで考えた時に、だからこそもっとちゃんとしたシンセ(いや、MOTIFもすごくちゃんとした名機なんですけどね)を買って、バンバン弾かないと、もうミュージシャンじゃなくなっちゃうなと思い直したんです。

高校生の頃、初めて買ったシンセサイザーで寝る間も惜しんで弾きまくったこと。練習したり、いろんな曲のカバーをして、ライブしたりコンテストで賞をもらったり、10代~二十歳前後くらいまでは、僕は間違いなくキーボーディストであり、周りからもそういう風に見られた。それがだんだんそうでなくなって来たんだけど、今改めて考えてみると、やっぱりキーボードを弾くキーボーディストであることは、まだ辞めたくないし、続けていきたいんですよ。

というわけで、この辺の葛藤についてはまともに書くとこの10倍ぐらい文章になるんで省きますが(笑)、考えに考えた結果、新しいシンセを買ってこちらを手放す事になりました。何百万円もするようなアコースティックピアノやアコギじゃないから、新しいのを買うのは簡単。売るのも今やオークションですぐに売れる。便利な時代になったと思うけど、こいつを梱包して発送するとき(この写真を撮ったとき)、やっぱり自然に涙が流れました。長い間、ありがとう。沢山の思い出と共に、お別れです。






LINDAのライブ用に自分で作った音色のパッチが本体内に保存されてるから、電源を入れる度にあの時のセットリストのままディスプレイが表示されるんだよね。一曲目に表示されてるのは何故か「Monkey President」なんだけど(笑)、バンドでライブをやらなくなってからの5年間も、ずっとこの「Monkey President」の表示をみながら作曲やらアレンジやらしてました(涙)。その音色メモリーも、次に使う人の為に消去しなきゃいけない。ボタン操作ひとつで、全て初期化。でも大丈夫、記憶にちゃんと残っているからさ。※音色のバックアップも取ってあります(笑)

別れはとても胸に来るものがありましたが、これは今の自分にとってきっと必要なことだったと思って、後悔はしていません。むしろすごく大事なことだったんじゃないかと。まだミュージシャンでいたい自分にとってはね。ミュージシャンって「楽器を演奏する人」でしょ?作曲やらアレンジやらミックスするだけなら、ミュージシャンじゃないよね。今は全て、本当に全てをパソコンで完結できる時代。生楽器や生演奏を一切使わずに、あらゆる楽器の音を再現してレコーディング(というよりプログラミングだよな)、作曲が出来るから。歌だってボカロ使えば歌う必要ないしさ。おっと、愚痴みたいになってきた(笑)。

もうちょっと家が広ければ、保管して取っておくって手段もあったかもしれないけどね…。いや、いやいやっ!振り返ってはいかん!俺は前向きな決断したのだ。というわけで、次回のblogは新しく買ったおニューのシンセについて書きたいと思います。いうなれば新恋人よね。はーと。

ではまた。
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