Fight against your purse
昨年に続くバイオリズムの低調が続いた今月でしたが、月末で
少々忙しかったのもあり、気が付けばあっという間に今週も終わり、
で、今月も終わりっと。早ぁ~。






今日はちょっくら服のセールに行ってきたんだけど、確か去年も
同じ時期にblogで書いたような…なんせ年に数度の、オール80%オフの
ファミリーセールなので、まとめて半期分の自分の着る服を
買いに行かなくてはならない、重要なイベントなのです。
で、折りしも去年とは比べ物にならないくらい世の中不況ですが、
きっとバーゲン会場はとんでもない数の暴徒と化した(笑)女性達で
不況なんて全然感じさせない勢いなんだろうな、と予想していた。
某都内の会場に着くと…ん?確かに女性の数は圧倒的に多いが、
いつものような殺気立った雰囲気は若干少ないような。。。
平日の昼間で、しかも今日の東京は雨模様だったのもあるかもしれませんが、
毎回感じるような、それこそ草の根1本残らないような状況(マジで)は
ちょっと影を潜めていたようで、やや拍子抜けでした。






で、俺としてはそっちの方が買い物もしやすいので良かったのですが、
今度は自分の購買意欲がどーにも湧かない。めぼしいものを手にとってみたり
試着したりしてみるんだけど、やはり「欲しい!」という気分にならない。
全品80%オフなんだから、取り合えず買わなきゃ損みたいな空気が
いつもあるんだけど、今回に限っては俺の財布の紐も固くなってるのか??
というわけで、一時間半ほどとっかえひっかえしてみた挙句、
ついにこのセールでは初の「買い物ゼロ」になってしまった。
いやーバーゲン行って何も買わないのって、メチャメチャ疲れるわ~。
自分的には年に1度の、買う気マンマンの日だったんだけど、
こういう「心理的」な部分に今回の不況っていうのはどんどん影響を
及ぼしているのかもしれない。みんなもそういう事ってあるんだろうか?
ま、俺の周りの女性たちはそれでも狂ったように次から次へと
買い物バックの中にお洋服を放り込んでいたけどね(笑)。







それにしても今日買わなかったって事は、次の夏のセールまで
俺は新しい服を買わないって事か…?
やっぱりちょっと後悔してきたぞっと。
というわけで、みなさん良い週末&月末を。
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肌と肌とのぶつかり合い
1月最後の週も気合で乗り切っていきたいのだが、どーにもバイオリズムが
定価気味でダメです。本ばっかり読んでるなぁ。
勉強しなければ@nisaです。





昨日の大相撲千秋楽、例の優勝決定戦がなんと視聴率35%近くあったそうで
そんなにみんな注目してたのか!かくいう僕ももちろんテレビで観てました。
朝青龍と白鵬、どちらが勝ってもおかしくなかったけれど、結果的には
決定戦までもつれ込んで、ついには進退を掛けた朝青龍が優勝するという
ちょっと良く出来すぎたドラマのような展開でした(笑)。
でもホント、今場所はすごく面白かったし、毎日毎日こんなに相撲のニュースが
報道され注目された場所は久しくなかったと思う。
ぶっちゃけていえば、相撲人気はもうここ数年下火で右肩下がりだ。
このblogを読んでるくらいの皆さんには(特に女性の)、相撲なんて
見ないし、全然興味もないって人もいると思うけど、それが普通だと思う。
かくいう僕も昔は好きだったんだけど、もうここ数年はそんなに
真剣に見ることはなかった。
ま~理由はいろいろあるけれども端的に言ってしまえば
土俵の中でも外でも不祥事、悪いニュースが多すぎるよね。
イメージアップのしようがないというか、よっぽど個性的な力士が沢山登場して
アグレッシブな取り組みをバンバン魅せるようにならないと、
スポーツエンターテイメントとしては競争力を失わざる得ないと思う。
そもそも相撲は「国技」なんだから、エンターテイメントではないし、
魅せる必要も無い、という方が世間には結構いるからさらにマズイ(苦笑)。
別に派手なショーアップや演出をする必要は無くて、
真剣な取り組みによって手に汗握る勝負を見せられればいいだけなんだけど。






そういう意味で、今場所の横綱二人の各取り組み、そして極めつけの
千秋楽対決は、手に汗握る激闘で本当に良かった。
ありがとう大相撲、ありがとうモンゴル、という感じだ(笑)
やっぱり何事も、常に変化とそれによる軋轢というかぶつかり合いがないと
面白みがなくなってしまうのかな~と考えさせられました。
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小室哲哉裁判にみる、音楽とカネ。そしてこの業界の複雑さ
最近キテるなぁと思うのが、産経新聞webサイトの「法廷ライブ」の記事。社会的に大きな注目を集める裁判の後半の中身をほぼ実況風で記事にしてるんだけど、裁判というのはこんな風に進むものなのかと驚くことしかり。

今年からは僕たち民間人による裁判員制度も始まるわけで、ある程度その中身というか、雰囲気を掴む為にも読んでみるのもいいと思うけど、ワイドショーとかが好きな人には、究極の覗き見みたいな所もありますよね。




で、数日前から始まった「小室哲弥被告の裁判」初公判が始まっています。音楽業界や芸能界の「世間からは見え難い」部分、今まで業界のほんの一部の人間しか知りえなかった真実の部分がこんなにも具体的に分りやすく露呈してしまった事例は、いまだかつて無いと富もう。



以前のblogでも書いたけれど、日本の音楽史上において、小室さんは最高レベルの才能と評価を持っている人だと、僕は個人的に思っている。彼の生涯売上を越える作曲家・作詞家が今後J-POPに出てくる可能性は限りなくゼロに近いし、TKブームの時にヒットした楽曲の訴求力は、「あの当時」はありえないくらいクオリティが高かった。

公判の中で僕が一番驚いたのは、当時のTKブームとそこから生まれるヒット曲の莫大な売上を、小室さん本人も何故そうなっているのかはっきりと把握できていなかった、という発言。そして、ブームが過ぎ去って売上が落ちてきたときに、周りの人間が「本人の作曲意欲・能力の衰え」を感じていたという証言。こういうのって、いざ裁判という場で「証言」として言われると違和感を感じます。




あと個人的に気になるのは、「楽曲」がそもそも債権や資産のように、担保的な価値を持つものなのか、という所。もちろん楽曲には権利があって、そこから印税というお金も発生する。ただ、公判中にもあるように「○曲の楽曲には○億円分の担保価値があって○%の利回りが期待できる」というようなやり取りは少なくとも音楽製作者でないリスナーにとって、違和感がないだでしょうか。

だって音楽は株券とか不動産じゃないはずで。どんな楽曲にだって数値化出来るような価値なんてないし、音楽の価値ってのは聴いた人、受け取った人が「ココロ」でどのぐらい満足するかであって、そのぐらい形の無い、手に取ることの出来ない無形の価値のはず。

たまたまCDが一枚いくら、ダウンロードで一曲いくらという風にビジネスサイドの取り決めがあって、そこからさらに何%かのお金が印税なんてもんになるんだけど、そんなの音楽そのもの、楽曲そのものの無形の価値と比べれば、本当に取るに足らない、些細なものだと僕は思います。




実は僕、日本著作権協会(JASRAC)が認定する「音楽著作権管理事業者」の免許を持っている日本で数少ない(僕だけ?)ミュージシャンなので、著作権やら印税やらの法律に関しては、普通のミュージシャンより多少なりとも詳しいと思うんだけれども、そんな自分だからこそ、ここまで音楽とカネをダイレクトに結びつけた歴史的にも大きな事件に、色々な意味で考えさせられます。

カネに溺れて、身を崩してしまう音楽家は確かに愚かで間違っていますが、その周りにゴマンといる、音楽がカネになると思っている音楽家じゃない人達が僕は心底、苦手なのです。そんなこと言い出すと音楽ビジネス全体の否定になりかねないですけど(苦笑)。



あんまり上手くまとめられませんが、著作権とか印税って、あくまで後付けなんです。そう言うことを意識しながら、ベーとベーンやモーツアルトが曲を書いたでしょうか。ビートルズがバンドを結成したでしょうか。山下達郎さんはインタビューでこう仰っていました。

「別に僕は金が儲けたかったわけでもスターになりたかったわけでもないので、そういうところに執着がないんですよね。(略)そうなったらもう曲なんて書けなくなる。だから僕はそういうことをしないようにしてきた。もっと曲を書きたいから。」

本当はミュージシャンなら誰だって、こう思うのが普通だと僕は思います。ではまた。
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世界は変わる
とりあえず現状報告で。どーにも月曜日から体調がすこぶる悪く
すわインフルエンザか!?という感じだったのですが、
折りしも誕生日を迎えた21日深夜にはオバマ新大統領の就任式という
歴史的にも大変ビッグなイベントを控え、テンションマックスで
体調最悪、みたいな(笑)。で、その20日→21日になった0時の瞬間には
テレビの生中継でアレサフランクリンが生歌を歌っているのを尻目に、
トイレの●●に顔を突っ込んでおりました。あんまり詳しく書くと下品ね…
まぁとにかく吐き気が止まらなくてのぉ。今までの人生で最悪の誕生日の
迎え方でしたが、なんとか今はblogがかけるくらい小康状態です。







なもんで、肝心の生中継での就任式や演説は全然見聞き出来ず
一夜明けてお昼のニュース(ようやく起きれたのが昼過ぎだった)で
その歴史の一ページを知ったんだけれども、何はともあれ、
アメリカ人のオバマさんに対する期待、そして彼が切り開いていくであろう
新しいアメリカの未来に対する期待は、凄まじいものがあるね。
ニュースによって誇張されているわけでなく、僕の知り合いの米国人も
ほとんどはあの映像のまんま、声をあげ拳を振り上げて
新大統領と新アメリカを応援し、支持しようとしている気がする。
まぁアメリカ人だけではなくて、世界中がやっぱり注目しているし
日本のコメンテーターも言ってるけど、アレをみて思うのは
やっぱり心のどこかで「羨ましい」という感覚。
オバマがどんな政策に打って出るのか、その過程や結果は
今はもちろん誰にも分らないし、失敗とか成功というのはもっともっと
長い歴史の目で観なければ判断できない事だけれども
単純に自分の国や、自分達の未来にあそこまでの期待と希望を抱いて
政治・政府を応援できるのは、羨ましいなぁというのが僕の感想。
いや~日本じゃ無理だよ絶対。。。
自分自身の夢や、自分とその周りのみんなの未来を描く事は出来ても
政治家や国家に未来を託すってのは、どう考えてもイメージ出来ない。
それはイチ国民としては、ちょっと残念なことだと分ってても
なかなか出来ることじゃないよなぁと思いました。








トイレの中でゲーゲーしながら、誕生日を迎える明日には
何か世界が変わっているだろうか?何か少しでも変わっているといいなと
妙なマボロシのようなものを見ていましたが(高熱のせいかも?)、
朝起きて、一つ歳をとって、アメリカに新しい大統領が就任したこと以外は
今日も特に変わったことのない一日でした。
Change We Can.
あえてこのナイスな文言を昨日一度も使わなかったオバマさんには
これから迎える現実への冷静な闘志と情熱があるのでしょう。
何かを始めたり、変えていくことは、いつでも自分の意思で出来るはず。
そんな事を考えていました。






ヒジョーに残念ながら1/21=アメリカ初の黒人大統領が誕生した日、
にはならなかったのですが、まぁ日本時間ではほぼイコールってことで、
是非皆さん、僕の誕生日は歴史の新たな1ページだったと覚えてて下さい(笑)
いやあ風邪や体調不良にはマジで注意っすよ。
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14年目
個人的には誕生日をマジかに控えた週末でしたが、あろうことか
体調が最悪です。明日は病院行ってきます…
てか病院って基本日曜日はやってないのね。当たり前か(笑)






昨日17日は阪神大震災から14年目の日でした。
改めて、被害に遭って亡くなられた方々に追悼の意を。
17日当日の追悼行事に加えて、今日18日にも各地で
防災訓練や震災に備える行事が沢山あったようです。
とはいえ、ほとんどは関西以西の西日本に集中していて
地震に備える事の大切さは西も東も関係ないのになぁと思いつつ、
こっちであまりそういうムードがないの事を感じました。
9/1の防災の日もちょっと形骸化している感じがするしね。
14年という月日は長いような、短いような、これまた人によって
感じ方の大きく異なる月日だと思うけれども、
時間の重さやスピードに慣れて流されてしまわないように、
今と未来を、しっかり生きていきたいと思う。






というわけで、ちょっと体調悪いので短めに。
今週も頑張って…うーんいつもみたいに気合が入らないな(笑)。
えいえいぉー。
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手も足も出ない
今週も毎日寒かったですな~っ。家の中ではそれなりに暖かくしてるんだけど
それでも外に出ると寒いサムイ。
週の初めにblogを書いたかと思いきや、あっという間にもう週末で
今週も一週間、みなさんほんとにお疲れ様でした。






もう先週くらいからじわじわそうなんだけど、全然調子が上がらなくて参る。
絶不調。スランプ。鬱。なんでも鯉でござるよ(笑)。
毎年この時期は自分の生まれた月にも関わらずこんな感じですが、
考えようによっちゃ生まれた月だからなんだよな。
もうそのくらい、誕生日がイヤ。
と、なんとか開き直ってしまいたい今日この頃。うーむ。
何かのインタビューで、クレイジーケンバンドの横山剣さんが
冬から春にかけてはもうひたすら篭って曲を作るしか出来ない、
冬にライブとかやるやつの気が知れない、みたいな事を言ってて(苦笑)
一般的にも、まーダウナーな季節といいますか1月、2月に
滅茶苦茶テンション上がってる、て話もあんまり聞いたことないですよね。
まぁめぼしいところでバレンタインくらいか。
お正月は結構テンションあがるけど、俺だけ?
精神科やセラピストの先生に言わせると、もうぶっちぎりで
訪れる患者さんの多い時期らしいですぜ。
おそろしやおそろしや。
まー僕の場合は今から一週間後くらいには思ったよりも
スッキリしていると思われますが(笑)








というわけで、書けるような話が何にもありません。すまん。
せめてみなさんは素敵な週末を~。
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高いぞ高いぞふ・じ・さ・ん
前回のblogのログが流れちゃうのが勿体無くて、つい書きそびれてしまった。
というわけで、あっという間に連休も終わり。。。
新成人の皆さん、おめでとうございます!
もー成人式とか過ぎた昔のこと過ぎて、僕は思いだすことも出来ません(笑)





というわけで、何故かこの時期は車を運転して遠出する機会が
毎年あるような気がするんだけど、ことしも確か一昨年と同じく
この連休に富士山に行ってまいりました。
理由は、自分でもわけわかんね(笑)。
まぁ誕生日が近づいてナーバスになるというか、独りにして欲しいというか
もうアウトローになってやさぐれてしまいたい純情な乙女心。
ご存知の通り深夜0時過ぎてからは高速道路が割引になるので
その時間帯を狙って、真夜中にレッツらゴー。
インターチェンジを降りてからは、市街地まで行って適当に駐車して
車の中で休んでようと思っていたのですが、地図を見ないで走ってたら
気付けば富士の樹海近辺を走って(迷って)まして、戦慄。
イメージしてみて下さいよ。深夜で、独り運転で、周りは真っ暗な
富士の樹海ですよ(苦笑)。
ま、どうにか切り抜けて裾野市の方に出たんだけど、怖かったぁ~。








間近の富士山を見たのは実に一年ぶりぐらいだったのですが、
やっぱり雄大で、真っ白に雪化粧もしていて、良かったです。
ああいう風に悠然と空の上から見下ろすような、そんなでっかい
心が持ちたいとたびたび僕は富士山を訪れるのですが、
何回見に行っても圧倒されるばかりで、そんな自分には全然なれてません。
次に来る時には、もう少し立派な自分自身になれてるかな?と
いつもの自問自答を繰り返しつつ、今日東京に戻って参りました。
いいっすよ、富士山。関東からなら近いんで、何かに迷っている方は
是非あのでっかさにヤラレに行ってみるのもいいんではないでしょか。






んで、明日からは連休明けなので、今週は平日が一日少ないっすな。
みなさん頑張りましょー。
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いまさら2008年私的音楽レビュー
そろそろ「あけましておめでとうございます!」の挨拶が後ろめたくなる時期ですが、相変わらずメールに、電話にと使いまくってます。というわけで(?)、遅ればせながら昨年2008年の私的音楽レビューをば!




昨年に関しては、仕事柄取り合えず聴かなきゃいけない曲を大幅に減らして、自分が聴きたい曲、(自分の人生にとって)聴かなきゃいけない曲を集中して聴いておりました。で、結局i-tuneに昨年入れた曲は3000曲くらい。

なので、前回と同じく08年に発売されたアルバム作品のみでお気に入りだったやつを紹介させて頂きましょう。さて最初の一枚は…


●PREMIATA FORNERIA MARCONI 「Dracula Opera Rock」

イタリアが誇る地中海ロック界の至宝、PFMの新作です。PFMは世界中にファンが沢山いるイタリアのバンドで、70年代から30年以上のキャリアを持った凄腕のオジサン(平均年齢59才くらい?)達です。イタリアンロックは今年とにかく狂ったように聴きまくってたんだけど、歌と楽器がとにかく上手い。オペラとかクラシックを小さい頃から習得してきた人たちにロック演らせると、嫌味なくらいに上手いです(笑)

吸血鬼ドラキュラをモチーフにした映画のサントラなんですが、実質的にはPFMの8年ぶりの新作で、とにかくアレンジも演奏も最高。でもって歌は情熱的に歌い上げて、笑いあり涙ありの仕上がりです。もちろん歌詞は全編イタリア語なので、さっぱり分りませんが(苦笑)。

今後、日本で流行ったり売れたりすることは絶対にないバンドですが僕は昨年このバンドに出会えて本当に神様に感謝します。お薦め!



●Guns N' Roses 「Chinese Democracy」

ご存知(?)90年代最も稼いだロックンロールバンドが、裁判ばかりやってた15年間の果てに、ボーカル一人になって作り上げた新作。ブログにも詳しく書いたのであんまり書きませんが、自分のバンドがこういう状況にあって、精神的にも相当オカシクなってるだろう中で、ここまでのアルバムを作れた事が自体が、奇跡に近いことだと思います。

スキャンダルやゴシップ的な要素には欠かないこの新作ですが、僕はあえてそういう所はお構いなしに、純粋にクオリティだけで聴いてこのアルバムは昨年のベストRockアルバムの一枚だと思いました。まーしかし、ギターが上手すぎて絶対コピバンは出来ないなぁ(笑)。ガンズは、バンドキッズに支持されてナンボだったわけで。そういう意味でも、全然違うバンドだと思ったほうが良いのかも。



●Peter Gabriel's Friends 「Big Blue Ball」

ガンズが15年ぶりの新作なら、こちらはなんと製作期間18年!!もはや御大といってもいいピーターガブリエルの新作です。中身はロックというかプログレというか…もうよく分らない、めちゃくちゃ手間とお金の掛かったワールドミュージックという感じで、アルバム一枚を聴くだけで、世界中を音楽旅行している気分になります。

リアルワールドという彼の自宅スタジオで、18年間に渡って色んなボーカリスト、ミュージシャンを呼んで録り溜めてた音源を
まとめてアルバムにしたそうですが、このリアルワールドってのも世界で一番お金の掛かってるスタジオなんで、なんというか、超贅沢な宅録の自主制作みたいな感じ(笑)。惜しむらくは、ガブリエル本人が歌っている曲が数曲しかなくて、僕は彼の歌が好きなんですがねぇ。アルバムのクオリティだけで言えば、去年のベストだと思います。




●The Click Five 「Modern Minds And Pastimes」

一昨年の発売ですが、国内で流れ始めたのは08年アタマくらい。2004年結成の若手バンドの2ndアルバムなんだけど、1stアルバムの時のボーカルが脱退してまして、ボーカリストを変えての2枚目。しかもオリジナルのボーカルと声質が全然違うんでどうなる事かと思いきや、結構良くてハマりました。

若いハイトーンボイスが渋いロウミッドな声に変わってしまったので、正直言って1stの頃の曲はもうプレイ出来ないだろうな、と(苦笑)。メンバー全員めちゃくちゃイケメンなのですが、イケメン揃いでポップスやるとアメリカ、ましてはイギリスでは絶対コケてしまうのは致し方ないところ。

というわけで、アジアを重点的に攻めていて、シンガポールでかなり人気があるらしいです。売り方は完全にアイドルですが、音や演奏は結構本格的で唸ります。バックストリートボーイズにバンドやらせたみたいな感じで、ハンソンとかにも割りと近いかもしれない。



●Slipknot「All Hope Is Gone」

極悪非道の9人組スプラッターバンドによる4年ぶりの4枚目。もうこのblogで紹介するのも憚れるぐらい僕に似合わないバンドですが、今年発売されたニューアルバムの中でもかなり待望の作品だったし、中身も迫力充分、文句の付けようの無いクオリティでした。

Nuメタルやミクスチャーロックっていうのは、まぁ一過性のものというか既に終わったジャンルだと思っているのですが、このSlipknotだけは勝ち残っているというか、あまりにもインパクトが強すぎて、気付くと周りに誰もいなくなってしまったというか(苦笑)。

昨年は同じくメタルの大御所、メタリカの新作が見事にコケてまったので結果的に08年ベスト・へヴィロックアルバムだったと思います。もうライバルも残すはアイアンメイデンとドリームシアターくらいだと思うので、次回作でついに、人気実力共にメタル界の頂点に行くのでは?次回作が出る前に解散する可能性もヒジョーに高いですが(笑)




●Weezer「Weezer (The Red Album)」

ここ数年はやや低迷していたバンドの3年ぶりの新作。あまり期待しないで聴いたのですが、これが起死回生というか底力というか、ここ数年の鬱憤を晴らすかのような、力の入った傑作でした。特にドラムとギターの音が素晴しい。一発録りっぽい絡みの良さもあり08年のベスト・バンドレコーディングアルバムだと思います。

僕はギターポップバンドは基本的に嫌いで、NMEが持ち上げるようなその手のバンドはどんなにカッコ良くても、大抵は短い活動期間で消えてしまうので、あんまり真剣に聴かないようにしてます。そういう中で、オアシスやコールドプレイのように真摯に良い曲が書けるストイックなバンドだけを聴いているのすが、ウィーザーはここに来てそういう雰囲気が出てきたというか、今回は気合を感じました。

俺達はまだ消えないぞ!みたいな本人の気迫や根性のようなものを感じられるアルバムってのはなかなかないので、それだけでも◎。




●Nine Inch Nails 「Ghosts I-IV」

トレントレズナー率いる、というかその人自身のプロジェクトなわけですが、2008年最も音楽業界に大きなニュースを与えた作品でしょう。全38曲の2枚組ですが、そのうち9曲は無料でダウンロードさせて、全曲入ったCDは10$で販売。さらにDVD付きは75$、本人のサインとシリアルナンバーが入ったデラックス版は300$という前代未聞のとんでもない販売方法で発売されたニューアルバム。

レズナーはもう完全にレコード会社や既存の音楽ビジネスを否定していて、とにかくそういう枠組みを全部ぶっ壊して、ミュージシャンやバンドが新たな楽曲発表の形を模索していけるように、自ら旗振りをやってると思います。この超大作を発表した半年後に、さらに新作アルバムを無料配布しましたし。

08年はこのNINに加えて、マドンナ、ポールマッカトニーがメジャーレーベルとの契約を辞めてインディーズになり、さらに今年はオアシスもインディーズに。プリンスやレディオヘッドはとっくにそうなっているわけで、この波が09年にどう広がっていくのか、個人的にものすごく注目しています。




というわけでザっと書いてみましたが、邦楽はこの前書いた通りMr.Childrenの「ギフト」とポニョの「崖の上のポニョ」の2曲が名曲。アルバムだと、意外に宇多田ヒカルの「HeartStation」が一番良かった。などと、偉そうに言えるほど邦楽は聴いてません。200枚くらいかな。




いやー2009年はどうなるんでしょうね?

来年もガツンと来る新譜が聴けるのを楽しみにしております。というわけで、昨年の私的音楽レビューでございました。
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静けさ?
だぁーいかんっ、ついあれこれに流されてblogが開きそうになるな。
というわけで、むりくりカキコ。というかネタが無いのだよ、マジで。
いよいよ誕生日も近づいて、いつ免許の更新に行こうか迷うこの頃。
最近はほとんど車に乗っていないにも関わらず何故違反者講習なのか!
ということ、前回は丁度3年前に更新したというわけなんですが
覚えているな~3年前の免許更新。過去ログを見なくて手に取るように(笑)
3年前の免許写真もやや長髪の時だったけど、現在はまさに
ハイキングウォーキングの卑弥呼様状態なので、これを機会に
バッサリ短く切ってみようか迷っている。どうせやるなら
オードリーの姿勢のいい方みたいな髪型にしようかな(笑)







それにしても。
ここ数日の静けさが気になるのである。もうすぐ週末には
新しいアメリカの大統領にオバマさんが就任するわけだけれど
その期待の予兆なのか、はたまた嵐の前触れなのか、
とにかく大きなイベントを前に、世界が静かな気がする。
世界が静かと言われても何がなんやらだと思うかもしれないが、
なんつーかね、こう、不自然な気がするのよ。
そんな風に3年前も思ってたら、ライブドアの事件が起こったりして。
うーむ。
とりあえず、今週来週はいろいろと要警戒です。んでわ。
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餅食えば太
あっという間に月曜日、5日、仕事始めという事で
なんだか正月気分も抜けないなーというのが正直な所。
というか、今年はお正月、短くないっすか??
週末にはblogにもあったとおり、久しぶりに家族水入らずで
北国の温泉などに行ってきたのですが、それもあっという間に終了。
去年末は30日まで仕事して、年明けも5日からすぐスタートだったので
多分みんなも短いお正月休みだった事でしょう。





そういえば去年も正月休みは雪の真っ只中にいたんだっけ。
2年続けて、正月は大雪の中で過ごしました(笑)
今日はなんつーか、言ってみれば先週の月曜日と全く変わらないような
普通に忙しい月曜日だったな。いいのか、これで。
そういえばこの一週間は、もう狂ったようにお餅を食べていまして、
もともとお餅好きなんだけど、このシーズンくらしか食べないじゃない?
なので焼き餅、お雑煮などなど、毎日相当な数を食べていた結果
見事に正月太りであります。
久々に俺の体重が「6」の数字に近づいてきたぞ~。
「6」がどの6なのかはナイショだ。
今週末は再び連休なので、まだ正月気分の抜けてない人も
そのままゆるーく頑張って週末を目指しましょう。
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